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白鳥省吾 しろとり せいご

美術人名辞典の解説

白鳥省吾

詩人。明治23年生。昭和48年(1973)歿、83才。

出典 (株)思文閣美術人名辞典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

白鳥省吾

旧制築館中在学中に土井晩翠島崎藤村の詩に親しみ、早大卒業翌年の1914年に第1詩集「世界の一人」を出して詩壇に認められた。大正時代に数多くの作品を発表し、民衆詩派詩人として脚光を浴びた。中堅詩人が参加し、21年から26年にかけて出版された「日本詩人」の編集委員を務めた。その後、出版社「大地舎」を興し、同人誌地上楽園」を26年から38年にかけて88冊出し、後輩詩人の育成に努めた。アメリカの詩人ホイットマン訳詩を手がけたほか、200を超す学校の校歌を作詞している。功績をたたえ、故郷の旧築館町に98年、記念館が開館。省吾が愛した「自然、人間愛」をテーマに、自由詩を全国公募する省吾賞が99年に発足している。

(2006-12-13 朝日新聞 朝刊 宮城全県 2地方)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

白鳥省吾 しろとり-せいご

1890-1973 大正-昭和時代の詩人。
明治23年2月27日生まれ。大正3年口語自由詩初期の代表的作品「世界の一人」を刊行,以後ホイットマンに傾倒し,民衆詩運動を推進。おおくの民謡,歌謡ものこした。昭和48年8月27日死去。83歳。宮城県出身。早大卒。詩集に「大地の愛」「共生の旗」,評論集に「現代詩の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

しろとりせいご【白鳥省吾】

1890‐1973(明治23‐昭和48)
詩人。宮城県生れ。1913年早大英文科卒。1906年から《秀才文壇》《劇と詩》などに詩を発表して第1詩集《世界の一人》(1914)を刊行した。17年に結成された詩話会の中心的詩人の一人となり,18年から詩壇の一勢力となった民衆詩派の代表的詩人ともなって,詩集《大地の愛》(1919)に民衆詩派詩人の特色を発揮した。その詩は着実な現実味を持った平明な口語自由詩で,それを〈行分けの散文〉だと批判した芸術派の北原白秋と詩の芸術性をめぐる論争を展開したりした。

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大辞林 第三版の解説

しろとりせいご【白鳥省吾】

1890~1973) 詩人。宮城県生まれ。ホイットマンの影響を受けた民衆詩派の代表詩人。詩集「大地の愛」、評論集「民主的文芸の先駆」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白鳥省吾
しらとりしょうご

[生]1890.2.27. 宮城,築館
[没]1973.8.27. 千葉
詩人。本名,省吾 (せいご) 。 1913年早稲田大学英文科卒業。人見東明の『劇と詩』などに参加,詩集『世界の一人』 (1914) を口語自由詩で発表して早大系の自然主義詩人として注目された。 W.ホイットマンの民主主義的,自然詩人的詩風に共鳴し『ホイットマン詩集』 (19) を『草の葉』から抄訳刊行して,福田正夫百田宗治富田砕花ら民衆詩派のリーダー的存在となり,日夏耿之介萩原朔太郎,西条八十,室生犀星,佐藤春夫ら芸術派と対抗する大正詩壇の雄となった。『大地の愛』 (19) ,『楽園の途上』 (21) ,『共生の旗』 (22) などの詩集にはデモクラシーに立脚した農民詩,反戦詩ないし厭戦詩が多い。

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