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キュルペ Külpe, Oswald

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キュルペ
Külpe, Oswald

[生]1862.8.3. ラトビア,カンダバ
[没]1915.12.30. ミュンヘン
ドイツの心理学者,哲学者。ライプチヒ大学で W.ブントのもとで助手,講師をつとめたあと,ウュルツブルク大学教授。思考,意志などの高等精神作用の実験的研究という新しい分野を開拓した。ウュルツブルク学派の創始者。哲学的立場は批判的実在論。実験美学を提唱。主著『心理学講義』 Vorlesungen über Psychologie (1920) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

キュルペ【Oswald Külpe】

1862‐1915
ドイツの心理学者,哲学者。1894年ビュルツブルク大学教授となり,高等精神機能とくに思考に関する実験的研究を行った。心像や感覚を伴わない思考(〈無心像思考〉)の存在を明らかにしたり,われわれの行動を一定方向に導く〈決定傾向〉などの要因を研究した。主著には《心理学概論》(1893),《哲学入門》(1895)のほか《美学原論》(1921)などがある。なお,彼の指導下にあったマルベK.Marbe,アッハN.Ach,メッサーA.Messer,ビューラーK.Bühlerらを総称してビュルツブルク学派という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キュルペ
きゅるぺ
Oswald Klpe
(1862―1915)

ドイツの心理学者。ロシア領のカルダウに生まれる。実験心理学者であるW・ブントの弟子で、その助手でもあった。ウュルツブルク大学在職中に心理学実験室をつくり、組織的実験的内観法による思考過程の研究を行い、思考過程のような高等の心的過程は実験室では研究できないと考えたブントに反対して、ウュルツブルク学派をたてた。彼らの研究によって思考過程は大部分が心像のない、非連合的な、方向のある有意味の過程であることがわかった。たとえば、アッハNarziss Kasper Ach(1871―1946)の決定傾向あるいは識態の研究は、実験者の与えた課題の教示によって被験者が意識しないのに、一定の反応傾向が生じることを示した。彼の弟子にはアッハのほかに、メッサーAugust Messer(1867―1937)、ビューラーなどがいる。[宇津木保]

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367日誕生日大事典の解説

キュルペ

生年月日:1862年8月3日
ドイツの心理学者,哲学者
1915年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のキュルペの言及

【心理学】より

…しかし,精神は要素の寄せ集めではなく,要素を総合する能動的な統覚作用をもっている。ブントの方向をさらに発展させ,彼が扱わなかった判断や思考などの高等な精神作用をも内観法で研究したのが,O.キュルペなどのビュルツブルク学派である。一方,連合心理学の経験主義と要素主義を忠実に引き継いだのがJ.B.ワトソンの行動主義心理学である。…

※「キュルペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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