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キリアン Kylián, Jiri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キリアン
Kylián, Jiri

[生]1947.3.21. プラハ
チェコの舞踊家,振付師。プラハ音楽院で学んだのち,1967年イギリスのロイヤル・バレエ学校に留学。 68年卒業と同時にシュツットガルト・バレエ団に入団,J.クランコに師事して振付を始める。 75年ネザーランド・ダンス・シアターに参加,78年芸術監督に就任。同バレエ団を本拠に『浄夜』『詩編交響曲』『シンフォニエッタ』『フィールド・ミサ』『兵士の物語』『子供と魔法』『堕ちた天使』など多数の傑作を発表。 M.グラハム・メソッドによるモダン・ダンスの動きを取入れた雄弁で叙情的な振付は「見る音楽」といわれ,現代を代表する振付師の1人となった。パリ・オペラ座でも客演している。

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百科事典マイペディアの解説

キリアン

チェコの舞踊家,振付家。プラハに生まれ,同地クラシック・バレエやモダン・ダンス,民族舞踊ピアノを学んだのちロンドンのローヤル・バレエ学校に入学。1968年クランコ招きシュツットガルト・バレエ団ダンサーとして入団し,1970年振付も開始。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キリアン
きりあん
Jii Kylin
(1947― )

舞踊家、振付家。チェコのプラハに生まれ、9歳でプラハ・ナショナル・シアターのバレエ・スクールに入学し、クラシック・バレエ、民族舞踊、グレアム・メソッド(M・グレアムにより考案され、背骨と骨盤を中心に、コントラクション(緊張)とリリース(解放)を通して内面を表現する方法)によるモダン・ダンスを学ぶ。15歳からプラハ音楽院で音楽の教育を受ける。1967年、奨学金を得て、ロンドンのロイヤル・バレエ・スクールに留学したときに、シュトゥットガルト・バレエ団のジョン・クランコにみいだされる。卒業後、シュトゥットガルト・バレエ団に入団し、75年までクランコの指導のもとでダンサー、振付家として活動する。73年からネザーランド・ダンス・シアターNetherlands Dance Theatre(NDT)で振付けを始め、78年同舞踊団の芸術監督に就任した。この年発表した『シンフォニエッタ』(音楽:ヤナーチェク)で世界的に注目され、その後、『忘れられた土地』(音楽:ブリテン、1981)、『結婚』(音楽:ストラビンスキー、1982)、オーストラリア先住民の踊りにヒントを得た『スタンピング・グラウンド』(音楽:チャベス、1983)、『堕(お)ちた天使』(音楽:ライヒ、1989)をはじめ、『ティアーズ・オブ・ラーフター』(1996)、『ウィングス・オブ・ワックス』(1997)、『ワン・オブ・ア・カインド』(1998)など、クラシックから現代音楽まで幅広い選曲で、鮮やかな作品をつくり続けている。その優れた音楽的感性と叙情性、斬新(ざんしん)な身体の動きから触発されたイマジネーションがつくりあげる作品は、早くからバレエとモダン・ダンスの動きを積極的に取り入れ、その創造的融合を基本方針としてきた舞踊団の素地があって初めて実現したといえるであろう。日本への関心も強く、『夢の時間』(音楽:武満徹、1983)、『輝夜姫(かぐやひめ)』(音楽:石井真木、1988)、東京バレエ団に振り付けた『パーフェクトコンセプション』(1994)などがある。キリアンは所属ダンサーを、肉体的にもっとも活躍期にあるメイングループのNDT、17歳から22歳までのNDT、40歳以上のダンサーによるNDTという三つのグループに分け、それぞれのよさを生かした作品をつくっている。1990年の初来日以来、日本にも多くのファンをもつ。[國吉和子]
『Allen Robertson & Donald Hutera『The Dance Handbook』(1988・Longman,U.K.) ▽Horst Koegler『The Concise Oxford Dictionary of Ballet』(1991・Oxford University Press,U.K.) ▽『ダンスマガジン――キリアンの世界』(1993・新書館)』

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367日誕生日大事典の解説

キリアン

生年月日:1860年6月2日
ドイツの耳鼻咽喉科学者
1921年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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