百科事典マイペディア 「ギマランイス・ローザ」の意味・わかりやすい解説 ギマランイス・ローザ ブラジルの作家。作品は故郷ミナス・ジェライス地方を舞台としているが,現実と幻想がないまぜにされた作品世界は一地方を超えた普遍性をそなえている。また,破格な統辞法,造語,古語の再生,外国語の借用など言語の潜在能力をぎりぎりまで駆使した文体はしばしば難解で,ジョイスと比較される。代表作は長編《大いなる奥地》,短編集《サガもどき》《コール・ド・バレエ》《最初の物語》《これらの物語》など。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報