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ギンゴイテス Ginkgoites

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギンゴイテス
Ginkgoites

裸子植物イチョウ綱イチョウ科に属する化石属。扇状の葉面が深く切れ込んだ形式の葉の化石。中生代に初めて出現し,ジュラ紀に最も栄え,白亜紀には全世界に分布したが,ヨーロッパや北アメリカでは新生代新第三紀の終わり頃に絶滅。日本や中国で現世まで生き延びている現生種のイチョウ Ginkgo biloba は,三畳紀産のものと比較しても,形態的には区別できないほどよく似ている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ギンゴイテス【Ginkgoites】

ギンゴアイテスとも読む。おもに中生代の地層から産する現生のイチョウ葉に似た化石に与えられた器官属名。最近では,これらの表皮構造の研究(化石の中には,表皮をおおうクチクラがよく保存されているものがある)によって,本質的に現生のイチョウ属Ginkgoと区別できないことがわかり,化石イチョウ葉に対してもGinkgoを用いることが多くなった。現在のイチョウ葉に似た化石は,古生代末から知られているが,その最盛期は中生代である。

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世界大百科事典内のギンゴイテスの言及

【イチョウ】より

…これは二叉分枝して1本の葉脈をもった細い線形の葉と,羽状に分枝し木の枝の先端に1個の胚珠をつける大胞子葉が対をなして生えていた。中生代に入ると線形の葉が癒合をくりかえし,数本の平行脈をもった帯状またはへら状の葉(バイエラBaiera,ギンゴイテスGinkgoites)をへて,しだいにイチョウのような扇形の葉に移行し,二叉分枝した葉から扇形の葉にいたる進化過程を見ることができる。またしばしばイチョウの雌花が分枝し,多数の胚珠をつけることがあるのも先祖返り現象と見られている。…

【イチョウ】より

…これは二叉分枝して1本の葉脈をもった細い線形の葉と,羽状に分枝し木の枝の先端に1個の胚珠をつける大胞子葉が対をなして生えていた。中生代に入ると線形の葉が癒合をくりかえし,数本の平行脈をもった帯状またはへら状の葉(バイエラBaiera,ギンゴイテスGinkgoites)をへて,しだいにイチョウのような扇形の葉に移行し,二叉分枝した葉から扇形の葉にいたる進化過程を見ることができる。またしばしばイチョウの雌花が分枝し,多数の胚珠をつけることがあるのも先祖返り現象と見られている。…

※「ギンゴイテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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