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クロ Cros, (Émile Hortensius) Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロ
Cros, (Émile Hortensius) Charles

[生]1842.10.1. ファーブルザン
[没]1888.8.9. パリ
フランスの詩人,科学者。独学で特に科学を学び 14歳で大学入学資格を得,1860年化学教師になったが3年後に免職。自動電信機 (1867) ,蓄音機 (1877) などの原理を発表。また,高踏派,象徴派などの文学サークルやカフェに出入りし,その才気で知られるようになり,数冊の詩集を発表した。念入りに仕上げられたクロの詩は空想と機知にあふれていたが,当時は一部の人たちに知られるのみであった。しかし 1920年代になってシュルレアリスムの詩人たちによって再評価された。主著,詩集『白檀の小箱』 Le Coffret de santal (1873) ,『川』 Le Fleuve (1874) ,『爪の首飾り』 Le Collier de griffes (1908) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロ
くろ
Charles Cros
(1842―1888)

フランスの詩人、科学者。独学で若くして自動電信機や蓄音機を発明したが認められず、象徴派の作家ビリエ・ド・リラダン、詩人ベルレーヌらと親交があり、暗いユーモアに満ちた詩集『白檀(びゃくだん)の手箱』(1872)や、名優コクランのための独白劇など、奇才を発揮したが、貧困のなかに死んだ。息子の詩人ギ・シャルル・クロ(1879―1956)編の遺稿詩文集『野獣の爪(つめ)の首飾り』がある。[曽根元吉]

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