グミリョーフ

百科事典マイペディアの解説

グミリョーフ

ロシアの詩人シンボリズムの美学に反発して1913年〈アクメイズム〉を宣言。代表詩集《征服者の道》(1905年),《ロマンティックな花々》(1908年),《真珠》(1910年),《異国の空》(1912年),《かがり火》(1918年)など。1921年に反革命の陰謀に加担したとして銃殺。夫人A.A.アフマートワとの間の一人息子L.N.グミリョーフ〔1912-1992〕は地理学者・民族学者で,独自のエトノス論を唱えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

グミリョーフ【Nikolai Stepanovich Gumilyov】

1886‐1921
ロシアの詩人。ペテルブルグ大学に学び,1902年から文筆活動にはいる。13年にゴロデツキーと〈アクメイズム〉を宣言。その詩風は明晰さ,華麗さ,高揚した気分に特長があり,ときに異国趣味におぼれ,現代性に欠けるところがあるが,きわめて優れた詩人であったことは否定できない。21年に反革命の陰謀に参加したとして銃殺されて以来,第2次大戦後の〈雪どけ〉が訪れるまで黙殺されてきた。現在は一応詩人としては名誉回復されているが,事件そのものは未解決である。

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世界大百科事典内のグミリョーフの言及

【アフマートワ】より

…初期詩集《夕べ》(1912),《数珠》(1914),《白き群》(1917),《Anno Domini MCMXXI》(1922)など,宗教的情緒をおびる恋愛詩の成功によって名声を博す。同派の領袖N.グミリョーフと結婚(のち離婚)。革命後も故国にとどまるが,20年代後期から公的沈黙を強いられ,30年代中期に綴った連作詩《レクイエム》はスターリン批判後海外で初めて公刊された。…

※「グミリョーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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