グラビア

デジタル大辞泉 「グラビア」の意味・読み・例文・類語

グラビア(gravure)

写真製版法による凹版印刷版面は、原画の色の濃淡に応じた深さの微細な凹点からなり、これによってインキ層の厚薄を生じ、画像の濃淡を表現する。写真図版などの印刷に用いる。写真凹版フォトグラビア
1で印刷された写真などのページグラビアページ。「巻頭グラビア
[類語]凸版活版凹版平版石版オフセットコロタイプ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「グラビア」の意味・読み・例文・類語

グラビア

〘名〙 (gravure)
① 写真などを印刷するのに用いる、凹版の印刷法。インクの厚薄で濃淡をよく表現する。〔モダン辞典(1930)〕
※旅‐昭和一八年(1943)終刊号・手塩にかけた当時の「旅」〈三輪真吉〉「グラビヤの特輯グラフ中間に挿むことにした」

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世界大百科事典(旧版)内のグラビアの言及

【凹版】より

…前者はさらに彫り方によって,ドライポイント,メゾチントなど直接金属面を彫る彫刻凹版(直刻凹版ともいう)と,版材に薬品を作用させ腐食によって彫りくぼめるエッチング,アクアチントなどの食刻凹版に分けられるが,実際にはこれらの手法を混用することも多い。後者の写真製版によるものはいわゆるグラビアである。 15世紀の中ごろ,イタリアのM.フィニグエラが,金属面の刻線に土の粉をつめて溶かした硫黄を流しこむとオリーブ色を生じ,その上に湿した紙をのせローラーを転がせばその色が紙に移ることを発見したのが彫刻凹版を発明する動機となった。…

※「グラビア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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