グレーハウンド(読み)ぐれーはうんど(その他表記)grey hound

デジタル大辞泉 「グレーハウンド」の意味・読み・例文・類語

グレーハウンド(grayhound)

家畜の犬の一品種。エジプト原産で、5000年前から猟犬として用いられた。体高約70センチ。競走犬として用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「グレーハウンド」の意味・読み・例文・類語

グレー‐ハウンド

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] greyhound ) 犬の一品種。イギリス原産。肩高七〇~七五センチメートル。やせ型で腰が細く、四肢や首が長い。耳は小さく、後方へ垂れ、尾は細長い。体毛は短く、淡褐色、灰白色、黒白色など。視力走力にすぐれ、もともと狩猟犬だが、いまはおもにレース犬として用いられる。直線コースなら時速八〇キロメートルで走る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「グレーハウンド」の意味・わかりやすい解説

グレーハウンド
ぐれーはうんど
grey hound

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、エジプト原産の古い歴史を有し、すこぶるスマートな体形快足犬である。また、イヌのなかでは視力に優れ、獲物嗅覚(きゅうかく)で追跡するよりも目でとらえて追跡する。深い胸や切れ上がって締まった腹部、長い足はスピード感にあふれ、草原での狩猟に適している。かつてはエジプトで小獣猟に用いられていたが、欧米に渡ってからはキツネノウサギ、シカ猟にも用いられ、アメリカでは草原でコヨーテ猟にも用いられた。さらに本犬種は、快足を利してレース犬としても活躍している。そのスピードは直線で100メートルを5.6秒と、競走馬並みである。体形は筋肉質でほっそりし、頭部も細く、耳はバラの花びらのようでややねじれぎみについている。頸(くび)もすらりと長い。背はやや湾曲し、大腿(だいたい)部はよく発達している。短毛で、毛色はブリンドル、フォーン、黒と白、赤など。体高65~72センチメートル以上である。

増井光子

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百科事典マイペディア 「グレーハウンド」の意味・わかりやすい解説

グレーハウンド[種]【グレーハウンド】

イヌの一品種。原産地はイギリス。古代ケルト族のハウンド犬から作出。肩高68〜76cm。体はやせ型で,脚も長い。体毛は短くてきめのこまかい密毛。鼻はあまりよくきかないが走るのが速く,典型的なレース犬。
→関連項目ドッグレース

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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「グレーハウンド」の解説

グレーハウンド【Greyhound】

イギリス原産の大型犬。姿は紀元前からほとんど変わらず、長い脚と大きく深い胸をもつ。時速60kmを超えるスピードが出ることから、ドッグレースに使用されており、100mを5秒925で走った記録がある(1958年ロンドン)。JKCでは、第10グループ(視覚ハウンド)に分類する。

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