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ケニトラ ケニトラKenitra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケニトラ
Kenitra

モロッコ北部,ケニトラ州の州都。大西洋に開かれた都市。セブ川の河口から 16km上流左岸に位置し,首都ラバトへは 38km,鉄道および道路が通じている。フランス保護領になる以前は,モロッコ人守備隊の要塞であった。町と港は 1913年にフランスの元帥 L.リヨテの命令で建設され,33年彼にちなんでポートリヨテと命名されたが,モロッコ独立後旧名に復した。 62年には現地のアラブ語でミーナハッサンターニと改称。第2次世界大戦中,アメリカ軍が上陸。 63年までアメリカ海軍と空軍の基地があった。北部のガルブ平原はかつて湿地であったが,現在は肥沃な耕地に変り,穀物,柑橘類,ブドウ,野菜などを産する。南部のマモラ森林では,カシ,コルク,タンニン酸,木材を産出。これらの産物はミデルト地区の鉛,亜鉛とともに輸出される。カサブランカ,サフィに次ぐモロッコの主要な港で,主要輸入品は石炭,農業機械,鉄鋼,建築用材,石油。主要工業は製紙,たばこ,肥料,織物,水産加工業など。人口 18万 8194 (1982) 。

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デジタル大辞泉の解説

ケニトラ(Kénitra)

モロッコ北西部の都市。大西洋に注ぐセブ川下流に位置し、河港をもつ。フランス保護領時代に軍港が建設され、初代統監の名にちなみポールリヨテと呼ばれた。鉄道交通の要地であり、農産物の集散地

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケニトラ
けにとら
Knitra

北アフリカ、モロッコ北西部の都市。大西洋に注ぐセブ川河口より16キロメートル上流沿岸に位置する。人口44万8785(1994)。植民地時代フランスによって建設され、初代モロッコ統監の名をとりポール・リヨテとよばれていた。後背農業地帯で産出する農産物、小麦、柑橘(かんきつ)類、野菜、コルクなどの集散地、輸出港で、食品加工、繊維、機械、化学などの工業も立地する。首都ラバトの北東40キロメートルにあり、東のフェズ、北のタンジールへの鉄道の分岐点。市街は新旧に分かれる。[藤井宏志]

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