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ゲノス genos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゲノス
genos

古代ギリシアにおける氏族。単一の祖先よりの出自である男系の子孫であることを主張する1集団の人々によって成立した。フラトリア (兄弟団) より狭い集団であるが,フラトリアと同じく祖先の崇拝を行なった。

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百科事典マイペディアの解説

ゲノス

古代ギリシアの族の単位。フラトリアphratriaと称する氏族単位より小さい。アテナイでは正統の男子はゲノスの成員となるが,市民権とは関係ない。各ゲノスは貴族の家系とみなす説が有力。

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世界大百科事典内のゲノスの言及

【ゲンス】より

…氏族の所属者の保護と利益擁護のためには自力救済の手段がとられたが,国家組織が整い血讐による秩序が克服されると,氏族は貴族身分として残存するにすぎなくなった。【本村 凌二】
[ギリシア]
 ローマ人のゲンスに当たるギリシア語は同語根のゲノスgenosである。これは共通の祖先をもつと観念された複数の家族(オイコス)の集合体である。…

【氏族制度】より

…とくに兄弟関係にあるといわれる数個の氏族は結合して,一定の機能をもった集団を形成し,この集団が集まって一つの部族が形成される。《古代社会》において,氏族を表すのに,ギリシア語のゲノスgenosと同意義のゲンスgensというラテン語をあてたモーガンは,上記兄弟氏族の結合体を,これに対応すると考えた古代ギリシアの組織にしたがってフラトリア(胞族)と名づけた。胞族はもと単一の氏族が膨張して,二つ以上の娘氏族に分裂した結果生じたものらしい。…

※「ゲノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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