コッド岬(読み)コッドみさき(英語表記)Cape Cod

翻訳|Cape Cod

精選版 日本国語大辞典 「コッド岬」の意味・読み・例文・類語

コッド‐みさき【コッド岬】

(コッドCod) アメリカ合衆国マサチューセッツ州の南東部、大西洋に突出する岬。長さ約一〇〇キロメートル。沖合タラ漁場。一六二〇年メイフラワー号でイギリス清教徒たちが初めて上陸した地。ケープ‐コッド。

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デジタル大辞泉 「コッド岬」の意味・読み・例文・類語

コッド‐みさき【コッド岬】

Cape Cod》米国マサチューセッツ州南東部の半島。1620年、メーフラワー号の清教徒が上陸した所。現在はリゾート地として有名。ケープコッド

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改訂新版 世界大百科事典 「コッド岬」の意味・わかりやすい解説

コッド[岬]
Cape Cod

アメリカ合衆国マサチューセッツ州南東部,大西洋に鉤形に突き出ている半島先端の岬。おもに海流作用によって形成されたこの半島は低平であるが,砂丘や低い丘陵,湖などもある。1602年,イギリスの探検家バーソロミュー・ゴズノールドがこの地に到達し,付近にタラが豊富であったことから〈コッド(タラの意)岬〉と名づけられた。19世紀後半までは漁業製塩が盛んであったが,現在は観光とクランベリー栽培がおもな産業である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コッド岬」の意味・わかりやすい解説

コッド岬
コッドみさき
Cape Cod

アメリカ合衆国,マサチューセッツ州南東部にある半島。長さ約 105km,幅2~20kmの逆L字形でプリマス湾を抱き,北端はレース岬。氷河堆積物から成り,砂質で,潟や小湖が多い。沖合いをラブラドル寒流が流れ,タラ (コッド) がとれたことが地名の由来。 1620年,『メイフラワー』号の清教徒が半島の先端にあるプロビンスタウンに上陸,「メイフラワー契約」を結んだ。現在はツルコケモモ (ジャムの原料) ,アスパラガスの栽培が行われている。避暑地として,訪れる観光客も多い。南西端のウッズホールに海洋学研究所がある。

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