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コロギス Prosopog japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コロギス
Prosopog japonica

直翅目コロギス科。体長 30mm内外。体は短太で頭部は幅広く,触角は糸状で非常に長い。肢は太く強壮で,後肢は跳躍肢であるが短い。体色は黄緑色で,前翅背部は褐色を帯び,頭部および前胸背には光沢がある。発音器をもたず,前肢脛節に鼓膜もない。肉食性。樹上にすみ,口から糸を出して木の葉を綴り,昼はその中に隠れている。本州,四国,九州に産する。 (→直翅類 )

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世界大百科事典 第2版の解説

コロギス【Prosopogryllacris japonica】

直翅目コロギス科の昆虫。コオロギキリギリスの二つの型をつなぐ中間型をしており,和名もこれによる。体長23mm内外。体はやや背腹に圧された感じの円筒状。全体黄緑色で,前翅の後半部は黄褐色をしている。頭部は大きく丸い。頭頂は滑らかでつやがある。触角はたいへん長く,体の3倍以上もある。前胸背板も大きくつやがある。前翅は長楕円状。コオロギやキリギリス類に見られるような発音器はもたない。したがって鳴くことはない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コロギス
ころぎす
[学]Prosopogryllacris japonica

昆虫綱直翅(ちょくし)目コロギス科の昆虫。コオロギ類とキリギリス類の中間の形態をもった、触角がきわめて長い虫。木の葉をつづる習性がある。体長25ミリメートル内外。全体淡黄緑色で、前翅の体の背面にあたる部は黄褐色。頭部は幅広くて丸く、頭頂は丸みがあって盛り上がる。触角は体の3倍以上もの長さがある。前胸背板は円筒形に近く、前縁および後縁のすぐ内側にそれぞれ凹溝がある。頭部と前胸背板にはつやがある。はねはよく発達し、前翅は長楕円(ちょうだえん)状、雄では発音器がなく、脈相は雌雄であまり差がない。後翅は前翅とほぼ同じ長さであるが、前翅の幅の約3倍もの大きさで透明。脚(あし)はいずれも太い。後ろ脚は跳躍肢であるが短く、実際にほとんど歩行にしか用いない。前脚と中脚の脛節(けいせつ)下縁には棘(とげ)を列生する。雄の腹端部は単純で、左右に長い尾角をもつ。雌の産卵管は体長よりやや短い程度で、刀剣状でやや上方に反っている。成虫は夏から秋にかけて出現し、昼間は口から出した糸で葉をつづって中にいるが、夜は外をうろつき回る。歩行は敏捷(びんしょう)で、肉食性。夜、灯火に飛来することもある。本州から九州にかけて分布する。[山崎柄根]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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