コロンバ(英語表記)Columba; Columcille

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コロンバ
Columba; Columcille

[生]521頃
[没]597.6.8/9. アイオナ
スコットランドのキリスト教化を行なった宣教師。アイルランドおよびスコットランドの守護聖人。大コロンバと称される。アイオナ修道院をはじめ多数の修道院を建設。 565年ピクト王の改宗に成功して以来,ゲール人,ピクト人,ブリトン人の間にキリスト教を通じた友好関係が生れた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コロンバ
ころんば
Colomba

フランスの作家メリメの中編小説。1840年刊。作者のコルシカ旅行の産物というべき作で、土地独特の復讐(ベンデッタ)の風習に取材し、少女のうちに宿るすさまじいまでの復讐(ふくしゅう)の執念を描く。コルシカの名家の娘コロンバは、父を謀殺したのは長年抗争関係にあるバリッチーニ一家と確信し、兄オルソの帰国を待って復讐を敢行しようと企てている。フランス帰りの兄は、確証がない限り血で血を洗う暴挙には同意できぬと説くが、コロンバの努力(ないし策略)によって相手の非が明らかになる。おりから敵(かたき)の家の兄弟の待ち伏せにあったオルソは、傷つきながらも2人を倒し、コロンバの念願は成就する。物語は、コルシカを訪れるイギリス人大佐父娘とオルソの邂逅(かいこう)に始まり、オルソと令嬢の結婚で締めくくられる額縁つきの構成をとる。[冨永明夫]
『杉捷夫訳『コロンバ』(岩波文庫)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

コロンバ

(原題Colomba) 長編小説。メリメ作。一八四〇年発表。コルシカ島を舞台に、父親を殺された気性の激しい娘コロンバが、ためらう兄オルソをたきつけて復讐(ふくしゅう)を遂げる物語。

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