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コンピューターウイルス コンピューター ウイルス

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

コンピューターウイルス

コンピューターやソフトウェアに侵入して、データの破壊や改ざんなどの悪さをするプログラムネットワークやリムーバブル・メディアなど、あらゆる経路から感染し、アプリケーションなどに寄生して、コンピューターの正常な動作を妨害する。感染してから、異常が発生するまでの潜伏期間があることや、ほかのプログラムに感染して増殖を繰り返す性質が本物のウイルスと似ていることからこの名前が付いた。妨害の方法はプログラムによりさまざまで、たとえば、不愉快メッセージを表示したり、音楽を再生する、という比較的深刻ではないものから、システムを破壊してしまう悪質なものまで存在する。最近は、電子メールインターネットなどを介して侵入し、自己複製しながら破壊活動するプログラムのワームによる被害が増えている。ウイルスやワームなどの悪意のあるソフトウェアを総称して、マルウェアという。こうしたマルウェアからシステムを守るため、アンチウイルス(ワクチン)というプログラムを使用して、悪意のあるプログラムの予防や発見、駆除する。アンチウイルスのほか、プライバシー保護迷惑メール対策などの機能を加えた、総合的なセキュリティー対策ソフトも販売されている。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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知恵蔵2015の解説

コンピューターウイルス

マルウエアの一種。一般には、マルウエアの語義である「意図せずシステムに入り込み悪事を働くソフト」の総称として「コンピューターウイルス」の語が用いられることも多い。これは、「マルウエア」という語がIT(情報通信)分野に詳しい人々の間でしか認知されておらず、一般には定着していないため。そもそも一般には下記に示すようなコンピューターウイルスの定義や他のマルウエアの存在、区別が周知されておらず、マルウエアの意味でコンピューターウイルスの語を使うことを誤用とは言えない。
本来の意味での「コンピューターウイルス」とは、単独のファイルとしては存在せず、パソコンの既存のプログラムやデータファイルを書き換えることで「感染」し、平時は存在に気づかせることなく「潜伏」、同一システム内のプログラムやデータファイルに自らのコピーを追加して「増殖」、特定の日時や操作によって感染先のプログラムから制御を奪って動作を開始し「発症」という4つの特性を持つプログラムのことを指す。これらの特性が自然界のウイルスの行為に酷似していることから名付けられた。
2000年の通産省(現在の経産省)告示「コンピュータウイルス対策基準」では、コンピューターウイルスを次のように定義している。
第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。
(1)自己伝染機能:自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、他のシステムに伝染する機能
(2)潜伏機能:発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
(3)発病機能:プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能」
コンピューターウイルスの存在は1980年代から確認されている。開発されるようになったきっかけは、ハッカーが自分の技術力を誇示するためだったと言われる。そのことを示すように、当初のウイルスは「発症」時に特別なメッセージを表示するだけなど、愉快犯的な動作をするものが主だった。それが次第にデータの破壊といった、明確な悪意を持った動作をするようになったが、これも「発症」のアピールが徐々に過激化したものだと考えられる。近年では、感染したパソコンのファイルを暗号化してしまうプログラムを利用して、解読用ソフトの提供に金銭を要求する「ランサムウエア」なども登場している。
ウイルスの感染経路にも時代による変化が見られる。80~90年代前半まではフロッピーディスクCD-ROMなどの記録媒体が主な感染経路だったが、90年代中盤以降のインターネット、ブロードバンドの普及によって電子メールの添付ファイルなどネット経由による感染が拡大した。特に、記録媒体による感染は範囲(規模)や量が限定的だったのに対して、ネット経由の感染は短期間に世界規模での感染を可能にし、感染リスクを増大させた。
ウイルス作成の目的や感染経路の変化は、ウイルスの構造も変化させている。他のファイルへの「感染」機能をなくして独立した実行ファイルとして作られるものが増え、その結果、「感染」の意味も「実行ファイルを他のコンピューターや記録装置へのコピー」することを指すようになった。被害の範囲を拡大させるため、自らの存在に気づかせるような画面表示を行うものはほとんどなくなっている。トロイの木馬やワームといった、本来は狭義のコンピューターウイルスと区別されているマルウエアの性格も持つようになったのである。

(斎藤幾郎 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

コンピューターウイルス

広義には、PCやスマートフォンに悪意のある働きをするプログラムの総称。2000年前後は「いたずら」が主流で、感染してもデータ破壊や、PC画面に渦巻きや花火を表示する程度だった。03年ごろから、主流は「トロイの木馬」型に移る。感染すると画面や操作内容がのぞき見られ、パスワードや個人データが盗まれるほか、遠隔操作されて別のPCやサーバーの攻撃に使われる。

(2012-10-28 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

コンピューター‐ウイルス(computer virus)

コンピューターで、電子メールや他人から渡されたデータファイルなどを介して、他のシステムに入りこむプログラム。自己増殖したり、格納してあるファイルを破壊したりするところから、ウイルスになぞらえていう。対抗するアプリケーションソフトをウイルス対策ソフトと呼ぶ。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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百科事典マイペディアの解説

コンピューターウイルス

ソフトウェアを破壊するプログラムのこと。パソコン通信インターネットなどを通ってコンピューターに侵入する。コンピューター自体は破壊されないが,正常なプログラムが破壊されることが多い。
→関連項目サイバー攻撃

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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IT用語がわかる辞典の解説

コンピューターウイルス【computer virus】

コンピューターに被害を与える不正プログラムの総称。他のコンピューターに自らの複製をコピーする「自己伝染機能」、ある一定期間が経過するなどの特定の条件が満たされたときに作動する「潜伏機能」、プログラムやデータを破壊したり、コンピューターに不具合を起こさせたりする「発病機能」のうち、ひとつ以上の機能を有するもの。◇略して「ウイルス」ともいう。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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大辞林 第三版の解説

コンピューターウイルス【computer virus】

他のコンピューターのプログラムの中に潜り込んで、データを破壊したり消去したりするプログラム。ネットワークや記憶媒体を通じて他のコンピューターに伝染することからこうよばれる。 → ワーム

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のコンピューターウイルスの言及

【情報セキュリティ】より

…そのような状況に置かれているコンピューターは,不正アクセスのターゲットとなる危険性を伴っている。また,外部との情報交換によりコンピューターウイルスのような不正なプログラムをコンピューター内に取り込んでしまう危険性もある。それ以外にも,コンピューター間で通信を行っている途中の情報を改竄されたり,あるいは〈なりすまし〉によってニセの情報を送られるといった危険性もある。…

【人工生命】より

…たとえば,知的な行動をするロボットがすでに実在し,これに動物の皮を被せると,本当の動物と区別がつかない。コンピューターウイルスには,生物のウイルスのように宿主に感染し増殖し,進化するものまで出現した。 自然界を観察すると,機能のレベルに応じて,複雑な階層構造をしていることがわかる。…

※「コンピューターウイルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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