ゴリオ爺さん(読み)ゴリオじいさん(英語表記)Le Père Goriot

  • ゴリオじいさん ゴリオぢいさん
  • ゴリオじいさん〔ぢいさん〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フランスの小説家バルザックの小説。 1835年刊。『人間喜劇』中の「私生活情景」に含まれる。2人の娘への盲目的な愛情のためにすべてを犠牲にした父親の悲劇を描く。ゴリオを葬った墓地高みから,青年ラスチニャックが夕暮れのパリのを眺め,「さあ,俺と勝負だ」と社会の征服に乗出してゆく最後の場面は有名。作中人物が他の小説にも登場する「人物再現」の方法を初めて採用した作品。

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百科事典マイペディアの解説

バルザックの小説。《人間喜劇》の一つ。1834年―1835年作。パリの下宿屋に隠居する落ちぶれたゴリオが,二人の娘に財産をつぎこむ盲目的父性愛と,報われないままの悲惨な死にからませて,貧乏な田舎の青年ラスチニャックの上流社会への野心などを多彩に描く。

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精選版 日本国語大辞典の解説

(原題Le Père Goriot) 長編小説。バルザック作。一八三四~三五年発表。ゴリオ爺さんの二人の娘に対する盲目的愛情の悲劇に焦点をあてて、野心的青年ラスティニャック、脱獄徒刑囚ボートランなどの人物像を描く。

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