コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サタン サタン Satan

翻訳|Satan

6件 の用語解説(サタンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サタン
サタン
Satan

ヘブライ語 Sātānに由来し「敵対する者」を表わす。旧約聖書では「敵」「仇」など人間について用いられた例も多いが,『ゼカリヤ書』 (3・1~2) ,『ヨブ記』などユダヤ教後期の聖典では,超人間的存在とされている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

サタン(Satan)

キリスト教で、悪魔のこと。→悪魔3

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

サタン

聖書的宗教における悪魔の代表的存在。欧語はヘブライ語に由来し,アラビア語でもシャイターン。原義は〈(神に)敵対する者〉。しばしば悪魔たちの長と考えられ,堕落天使ルシファールキフェル)とも同一視される。
→関連項目ジンミカエル

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

サタン【Satan】

ユダヤ教・キリスト教で,人間を神の道からそらせようとする力が擬人化されたもの。〈敵対するもの〉という意味のヘブライ語śāṭānに由来する。イスラムではシャイターンshayṭānという。悪魔・悪霊などと同一視され,その概念は必ずしも一定ではない。サタンは,旧約聖書では神に従属するものとされ,神対サタンという二元論は避けられている。新約聖書中の,イエスが病人から悪霊を追い出す行為は,サタンの国の崩壊と神の国の到来につながるものであった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

サタン【Satan】

悪魔。魔王。聖書には、神に反抗して天国を追われた悪魔(もとは天使)として登場。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サタン
さたん
Satan

『旧約聖書』では、もと「敵対する者」を表す普通名詞であったが、のち超自然的存在として神に敵対する者、すなわち悪魔を表す固有名詞となった。「ヨブ記」におけるサタンは、人の罪を神に訴え、人とさらに間接的には神に敵対する霊的存在である。「創世記」3章では、サタンは蛇として、エバを誘惑して神の命令に背かせる。『新約聖書』では、イエスを試み(「マタイ伝福音書(ふくいんしょ)」4章1~11)、ユダの心に入ってイエスを裏切らせ(「ルカ伝福音書」22章3)、パウロの伝道を妨害し(「テサロニケ書」2章18)、絶えず人を神から離反させようとする(「ペテロ書」5章8)。聖書では、サタンは神と二元的に対立するものではなく、神の制約下にあり、最後にはキリストに滅ぼされる存在として扱われている(「ヨハネ黙示録」20章1~10)。[野口 誠]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のサタンの言及

【悪魔】より

…【吉田 禎吾】
[キリスト教と悪魔]
 西洋には例えば英語のdemon,devil,satanなど〈悪魔〉と訳される語は多い。そのうちサタンはヘブライ語に由来し,もとは〈敵対者〉の意味だが,キリスト教信仰の伝承過程で〈神の敵対者〉のなかの最高存在を指すようになった。旧約聖書ではなお,裁判所への告訴者,主の言説に対する反対者の性格が強いが,新約聖書では人類を誘惑して堕落させる悪しき霊の最高神格,あるいは〈この世の君(きみ)〉(《ヨハネによる福音書》12:31),〈死の権力(ちから)を有(も)つ者〉(《ヘブル人への手紙》2:14)と目されている。…

【顔】より

…天地創造は無にして全なる状態から大いなる顔が生まれることに始まる,とするカバラ思想は,セフィロトの木によって旧約聖書も解釈している。 サタンが三つの顔をもつことは中世を通じて民衆に信じられていた。一つは赤面でヨーロッパまたは憎悪を象徴し,一つは黄白色でアジアまたは無力を,一つは黒くアフリカまたは無知を表すとする。…

【コウモリ(蝙蝠)】より

…魔女は通常コウモリに化身して家々を訪れるとされ,中世キリスト教美術ではコウモリの翼をもつ悪魔が盛んに描かれた。これはさらにダンテの《神曲》によって,コウモリの翼をもつ魔王サタンの姿に定着された。錬金術のシンボルとしてはカラスとともに黒(原質)を示し,両性具有の寓意にも用いられた。…

【竜】より

…大天使ミカエルの竜退治をはじめ,聖人に殺される竜はみな〈悪〉の象徴である。このため竜はサタンとも同一視された。《ヨハネの黙示録》には七つの頭,10の角,七つの王冠を持つ巨大な竜が出てくる。…

※「サタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

サタンの関連キーワードキリスト論啓示宗教サバト復活神の民神の御子贖罪の日マラーノ神の言ユダヤ教の聖典

今日のキーワード

ポケモンGO

2016年7月6日に米国・オーストラリア・ニュージーランドで配信開始となったスマートフォン用AR(仮想現実)モバイルゲーム。開発・発売元はNiantic,Inc.(ナイアンティック)で、株式会社ポケモ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

サタンの関連情報