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サドベヤヌ Mihail Sadoveanu

大辞林 第三版の解説

サドベヤヌ【Mihail Sadoveanu】

1880~1961) ルーマニアの小説家。ルーマニア最大の散文作家とみなされている。ルーマニアを舞台とした歴史小説のほか、中・短編小説も多い。代表作「ジデリ兄弟」「斧」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

サドベヤヌ【Mihail Sadoveanu】

1880‐1961
ルーマニア最大の散文作家。モルドバ地方の農家の出身で,一時首都に出て法学を学んだが中退し,作家活動に専念した。中学時代から同人誌を編集して作品を発表し,1904年に《声なき悲しみ》などの3冊の短編小説集と歴史小説を刊行して文壇に認められた。以後超人的な創作力で,10巻以上の長編歴史小説,百数十編の中編・短編小説を次々と書き,豊かな語りと深い抒情性に富む文体によってルーマニア散文芸術の最高峰としての地位を占めるに至った。

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世界大百科事典内のサドベヤヌの言及

【ルーマニア】より

…また,マルクス主義の立場に立つドブロジャヌ・ゲレヤとドイツ観念論美学を背景とするマイオレスクTitu Maiorescu(1840‐1917)の2人によって近代的文芸批評も確立され,それは次の世代のロビネスクEugen Lovinescu(1881‐1943)の活動を通じて大きく発展した。
[20世紀]
 20世紀初頭,歴史家ヨルガの推進する農民文学運動の中から近代散文芸術の完成者サドベヤヌが出てその後の小説の発展に深い影響を及ぼし,その伝統の中から両大戦間期のレブレヤヌ,アグルビチャヌIon Agârbiceanu(1882‐1962),第2次大戦後のスタンク,プレダMarin Preda(1922‐80),ランクランジャンIon Lǎncrǎnjan(1928‐ ),ポペスクDumitru Radu Popescu(1935‐ ),ニヤグFǎnuş Neagu(1932‐ )らの作家が輩出した。急速な都市化や労働運動の発展とともに,都会の風俗の中に知識人をはじめ多様な階層の人間群像を描く作家たちも登場し,パパダト・ベンジェスクHortensia Papadat‐Bengescu(1876‐1955),(チェザル・)ペトレスクCezar Petrescu(1892‐1961),(カミル・)ペトレスクCamil Petrescu(1894‐1957)らの作品が高い評価を得た。…

※「サドベヤヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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