サーブル(その他表記)sabre

翻訳|sabre

デジタル大辞泉 「サーブル」の意味・読み・例文・類語

サーブル(〈フランス〉sabre)

フェンシングの剣の一。また、それを用いて行う競技。突き、および打撃切り)で争う。→エペフルーレ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「サーブル」の意味・読み・例文・類語

サーブル

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] sabre )
  2. サーベル
    1. [初出の実例]「サーブルを、肩掲しままにて」(出典:横浜毎日新聞‐明治八年(1875)二月一日)
  3. フェンシングの剣の一種。また、それを使って行なう競技。剣身は八八センチメートル以下。切りが主体だが、突きもできる。判定は電気審判器を用いる。有効面は腰骨より上の部分。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サーブル」の意味・わかりやすい解説

サーブル
sabre

フェンシングに用いる剣の一種。サーベルともいう。またそれを用いて行なう男子のみの競技種目。フルーレエペとは異なり切ることが主で,突き (トゥシュ) も併用できるのが特徴。剣は全長 105cm,剣身は 88cm,最大重量 500gで,剣先の3分の1は裏刃も使える。攻撃の有効範囲は,へその線あたりから上半身のすべてで,5本先取で勝ちとなる。切り,払い,切り返しの連続によるリズミカルな競技。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のサーブルの言及

【フェンシング】より

…白いユニフォームを着て金網のマスクをかぶり,片手に剣をもった剣士が台(ピスト)の上で1対1で突き,あるいは斬りを争う。使用する剣により,フルーレ,エペ,サーブルの3種に分けられる。
[歴史]
 刀剣を操作する技術をみがくための訓練や模擬試合はきわめて古くから行われていたが,フェンシングの直接の起源は中世の騎士の技芸であり,15世紀ころ発生したといえる。…

※「サーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android