コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シゲーレ シゲーレSighele, Scipio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シゲーレ
Sighele, Scipio

[生]1868.6.24. ブレシア
[没]1913.10.21. フィレンツェ
イタリアの社会心理学者。フランスの G.タルド,G.ル・ボンとともに社会心理学の開拓者とされる。ピサ大学教授。 E.フェリの門弟で,1892年に 24歳で『犯罪的群衆』 La folla delinquénteを著わして有名になり,以後,社会学,社会心理学,犯罪学の方面に多彩な研究を展開した。彼はフェリの見解を発展させ,社会の心理を取扱う社会心理学と一時的集合の心理を取扱う集合心理学とを区別し,後者,特に群衆の研究に専念した (→ダイアディック・グループ ) 。その他の著書に『群衆の知力』L'intelligenza della folla (1903) ,『文学と社会学』 Lettura e sociologia (14) がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シゲーレ
しげーれ
Scipio Sighele
(1868―1913)

イタリアの社会学者。ローマ大学で法学を学ぶ。しばらく犯罪人類学の創始者ロンブローゾに師事したことで、彼の運動の支持者であった。群集および犯罪心理学について多くの著書がある。犯罪社会学の開拓者の一人でもあり、発展に寄与したが、社会ダーウィン主義の影響を受け、暴力的、激情的、非合理的また被暗示的などの性格をもつ群集を正面から取り扱った。フランスの社会心理学者ル・ボンが『群集心理』(1895)を著し、自説の盗用と非難を加えたこともあるが、シゲーレの『犯罪的群集』は1891年に発刊されているので、この非難はあたらない。[鈴木幸寿]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

シゲーレの関連キーワード戊辰戦争早竹虎吉(初代)明治東京(都)天野八郎鮎沢伊太夫井上石見ウィリス上杉斉憲沖田総司