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シュタインバーガー

百科事典マイペディアの解説

シュタインバーガー

ドイツ出身の米国の物理学者。1934年にナチスを逃れて米国に移住,1942年シカゴ大学卒,1948年学位取得,1968年以降CERN研究員。1962年,レーダーマンシュワルツらとともに,加速器実験でμニュートリノを発見し(その当時は電子ニュートリノしか知られていなかった),レプトンの構造研究を発展。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シュタインバーガー
しゅたいんばーがー
Jack Steinberger
(1921― )

アメリカの物理学者。ドイツのバート・キッシンゲンに生まれる。父親がユダヤ人のため、ナチスの迫害を受け、1934年アメリカに移住した。シカゴ大学で化学を学び、1942年卒業したが、第二次世界大戦が始まり、マサチューセッツ工科大学(MIT)放射線研究所に勤務した。ここで物理学に転向、戦後シカゴ大学に戻り、1948年物理学博士号を取得した。カリフォルニア大学バークリー校を経て、1950年コロンビア大学の教授となった。1968年にスイスに移住し、1986年までヨーロッパ原子核研究機構(CERN)の専任研究員を務めた。
 当初は宇宙線の研究を行っていたが、コロンビア大学時代に同僚のレーダーマン、シュワルツとともにニュートリノの研究に着手した。彼らは1960年にブルックヘブン国立研究所において、ニュートリノ線(ニュートリノ・ビーム)を発生させる装置の設計・製作を開始し、その装置によってμ(ミュー)粒子(ミューオン)と対をなすミューオン・ニュートリノを発見した。これはレプトン(軽粒子)の双極子構造を実証するものであった。この業績により、レーダーマン、シュワルツとともに1988年のノーベル物理学賞を受賞した。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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