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ショウノウ(樟脳) しょうのう

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百科事典マイペディアの解説

ショウノウ(樟脳)【しょうのう】

二環性モノテルペンケトンの一つ。クスノキ中に含まれ,材片を水蒸気蒸留して得られる。現在では,おもにピネンよりの合成で得られている。特異香のある昇華性の無色透明板状晶。
→関連項目クスノキ(樟)精油テルペン防臭剤

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうのう【ショウノウ(樟脳) camphor】

クスノキに大量に含有されるテルペン系のケトン化合物。カンファー,医薬関係ではカンフルとも呼ばれている。特有のきつい芳香と焼けるような味をもつ無色透明の固体。天然のショウノウd‐体が普通で,l‐体はごくまれに植物精油中に含まれ,合成ショウノウはdl‐体である。d‐ショウノウは融点178.45℃,沸点209℃(昇華),比重0.9853,比旋光度=+44(エチルアルコール)。アルコールアセトンエーテルベンゼンなどの有機溶媒に溶け,水には溶けにくい。

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世界大百科事典内のショウノウ(樟脳)の言及

【可塑剤】より

…高分子によく溶け合い,溶媒のような働きをする物質である。可塑剤の歴史は,19世紀後半セルロイドを製造するさいに,高分子であるニトロセルロースに熱可塑性を与えるためにショウノウを加えたことに始まるが,大きく伸びたのは,第2次大戦後ポリ塩化ビニルが合成樹脂として広く使用されるようになってからである。ポリ塩化ビニル製のふろしき,靴,かばんなどを柔らかくて,しなやかにするため,40~60%の可塑剤が添加される。…

【カンフル】より

…カンファーcamphorともいう。ショウノウ(樟脳)の医薬品名。ショウノウは医薬品のほか,セルロイド,火薬,フィルムなどの原料とされ,防虫剤,防臭剤などにも用いられる。…

【クスノキ(樟)】より

…果実は直径7~10mmの球形の液果で紫黒色に熟し,中に直径3~5mmの1個の種子をもつ。葉をはじめ樹体全体にショウノウ(樟脳)を含み,芳香をもつ。木材は黄褐色~淡紅褐色の散孔材。…

※「ショウノウ(樟脳)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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