ショビレ(英語表記)Chauviré, Yvette

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ショビレ
Chauviré, Yvette

[生]1917.4.22. パリ
[没]2016.10.19. パリ
フランスのバレリーナ。パリ・オペラ座バレエ学校で学び,映画『白鳥の死』La Mort du Cygne(1937。ポール・モラン原作,ジャン・ブノア=レビ監督)の出演を経て,1941年パリ・オペラ座バレエ団の最高位エトワールとなった。舞踊家兼振付師のセルジュ・リファールの指導のもと数多くの主役を踊るなど,1972年に引退するまでその地位にあった。ショビレがタイトルロールを務めた『ジゼル』は 20世紀最高のものと評され,フランス的な繊細さとロマンチックな感性とにあふれているといわれた。また 1961年パリ公演中にソビエト連邦から亡命したルドルフ・ヌレエフと親交を結び,相手役も務めた。1963~68年にパリ・オペラ座バレエ学校校長。後進の指導に熱心で,のちにエトワールとなるシルビー・ギエムやマリ=クロード・ピエトラガラらを育てた。1964年レジオン・ドヌール勲章受章。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ショビレ
しょびれ
Yvette Chauvir
(1917― )

フランスのバレリーナ。パリ生まれ。パリ・オペラ座バレエ学校修了後、リファールに認められ、彼の作品『アレクサンダー大王』『白の組曲』などを踊った。1972年『ジゼル』を最後にオペラ座を引退、その後はパリ国際舞踊学校やオペラ座で指導にあたる。若いころはモダン・バレエに多く出演したが、40歳ごろから古典を好んで踊り、彼女の『ジゼル』はその表現力とリリシズムで、20世紀もっとも優れたものといわれた。レジオン・ドヌール勲章を受章。著書に『私はバレリーナ』(1960)がある。[國吉和子]

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