翻訳|lyricism
抒情性もしくは抒情精神。文芸の三大ジャンルとして抒情詩,叙事詩,劇詩が挙げられるが,この抒情詩を支える精神に着目して立てられる概念である。語源はギリシア語のリュラlyra(リラ)にあり,これと合奏する歌にただよう情調をさす。かかる情調は小説や戯曲あるいは映画などにも流れている場合が認められ,その普遍的意義が強調されるときにリリシズムが問題となる。形式的にみれば,芸術作品において,自然や生死もしくは愛憎などのすがたに,喜怒哀楽のごとき人生の内的感動が託されるとき,リリシズムは最高の発現をみる。しかもこのような感動の特質はロマン主義や象徴主義や印象主義の芸術作品にこそ顕著に認められるとされている。
執筆者:細井 雄介
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
叙情性。ギリシア語のlyra(竪琴(たてごと))から出たlyric(叙情詩)に由来する。竪琴にあわせて歌う叙情詩のもつ主観的、個性的情緒を貫く精神をいう。自由闊達(かったつ)な自己情緒の表現で、人間の喜怒哀楽をすなおに表明し、リズミカルな音楽性を伴い、主題としては生、死、愛が中心になる。比較的短い詩形の叙情詩の基調となるもので、主観的熱情の吐露、自己告白、自然観照など内容は多岐にわたる。叙事詩、物語詩、劇詩などの客観的描写とはおよそ無縁で、ルネサンス期、ロマン派、印象派の詩人たちの作品に共通する特色である。また音楽をはじめとする他の芸術ジャンルにも広くうかがえる。
[船戸英夫]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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