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シンデレラ Cinderella

翻訳|Cinderella

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シンデレラ
Cinderella

フランスのシャルル・ペローの『童話集』 (1697) に収められた童話 (Cendrillo) の女主人公。「灰かぶり」の意味。継母にいじめられていた娘が妖精の手をかりて舞踏会に出て王子に見そめられ,あとに残したガラスの靴が手掛りとなって王子と再会,結婚して幸福をつかむ。東洋に起源をもち,全世界的に 500もの変形物語をもつ。日本にも類似の話として『鉢かづき』がある。

シンデレラ
Cinderella

バレエ作品。3幕7場。台本 N.ボルコフ,音楽 S.プロコフィエフ振付 R.ザハロフ。 1945年ボリショイ・バレエ団初演。同名の C.ペローの童話によるロマンチックな作品であるが,F.アシュトンによる改訂版 (1948初演) では喜劇バレエとして人気を得た。そのほかシェル男爵や F.デルランジェらの音楽によるさまざまな改訂版がある。

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デジタル大辞泉の解説

シンデレラ(Cinderella)

《灰かぶり娘の意》欧州の昔話の主人公。継母と義姉妹に虐待される少女が、仙女の助けで舞踏会に出かけ、ガラスの靴が縁で王子と結ばれる。グリムペローの童話が有名。サンドリヨン
突然の幸運に恵まれた人のたとえ。「シンデレラボーイ」

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百科事典マイペディアの解説

シンデレラ

ペローの童話集に収められている説話の女主人公の英語名。フランス名〈サンドリヨン〉。継母と義姉妹にいじめられていたシンデレラ(灰かぶりの意)が,妖精(ようせい)の助けで,美しい衣服とガラスの靴をつけて舞踏会にいき,王子と踊る。

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デジタル大辞泉プラスの解説

シンデレラ

1950年製作のアメリカ映画原題《Cinderella》。シャルル・ペローの童話をもとにしたディズニー・アニメ。

シンデレラ

大分製紙が販売する家庭用紙製品のブランド、またトイレットペーパーの商品名。ダブル2枚重ね、12ロール入り。ブランドはほかにペーパータオルがある。

シンデレラ

フランスの詩人・童話作家シャルル・ペローの同名の童話に基づくバレエ。ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの曲を使用することが多く、1945年、モスクワのボリショイ・バレエ団がロスティスラフ・ザハーロフの振付で初演。ほかに、コンスタンチン・セルゲーエフ、フレデリック・アシュトンによる振付の版が知られる。

シンデレラ

米国の作家エド・マクベインのミステリー(1986)。原題《Cinderella》。「ホープ弁護士」シリーズ。

シンデレラ

2015年のアメリカ映画。原題《Cinderella》。監督:ケネス・ブラナー、出演:リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーターほか。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作。1950年の同名アニメーション映画のリメイク実写版。

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世界大百科事典 第2版の解説

シンデレラ【Cinderella】

世界的に分布の広い継子話の女主人公の英語名。話の起源はオリエントと考えられている。フランスではシャルル・ペローが《昔々の物語ならびに教訓》(1697)に〈サンドリヨン〉の名で,口伝えの再話作品をのせ,ドイツでは《グリム童話集》21番に〈灰かぶり〉がある。口伝えの類話にも多様な変化と組合せがあるが,ほぼ次のような骨格をもつと考えられる。継娘が継母とその実子に虐待されるが,親切な動物が食物や贈物をくれる。

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大辞林 第三版の解説

シンデレラ【Cinderella】

〔灰にまみれた娘の意〕 ヨーロッパ民話の主人公の少女名。継母に虐待されるが、妖精の助けで宮中の舞踏会に出かけ、王子に見初められて幸運をつかむ。ペローおよびグリムの童話で有名。

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知恵蔵miniの解説

シンデレラ

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作・配給による2015年の米映画。原題CINDERELLA。監督ケネス・ブラナー。シャルル・ペローの童話を基にしたディズニーのアニメ映画「シンデレラ」(1950年製作)を実写化したもので、ヒロインのシンデレラ(エラ)をリリー・ジェームズ、意地悪な継母をケイト・ブランシェットが演じた。2015年、米国を皮切りに世界各国で公開され、同時上映の短編アニメーション映画「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」と共に日本でも人気を博した。

(2015-4-30)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンデレラ
しんでれら
Cinderella

昔話の女主人公の名。本来は口伝えの継子譚(ままこたん)だが、フランスではシャルル・ペローが『過ぎた昔の物語ならびに小話』(1697)のなかに『サンドリヨンまたは小さなガラスの靴』として再話している。継子が家のつらい仕事ばかりさせられ、台所の灰の上に座っているので、サンドリヨン(灰かぶり)とよばれる。王子が舞踏会を催すと、継母の実子たちは正装して出かける。継子も行きたくて泣いていると、名付け親である仙女が現れ、カボチャを杖(つえ)でたたいて馬車にし、二十日鼠(はつかねずみ)を馬に、太った鼠を御者に、トカゲを従僕に変身させ、継子の服も豪華なものに変えて、舞踏会に行かせる。そこでは王子に注目されて、ともに踊るが、夜中の12時前に帰宅して、元どおりの姿になる。翌日も美しい姿で行って踊るうち、12時の鐘が打ち始めたので急いで帰る。そのときガラスの靴の一方を置き忘れ、王子は、その靴に足のぴったりあう娘を妻に迎えるという。高貴な女性には靴があわず、嘲笑(ちょうしょう)のうちに継子が履くとぴったりあう。名付け親が現れ、服を杖でたたくとふたたび豪華な服になる。継子は王子の妻になる。ドイツではグリム兄弟が、その口伝え童話集のなかに『灰かぶり』Aschenputtelと題してドイツの類話を入れている。
 この型の継子譚は世界的に分布があるので、変化も多い。継子の祭り見物を妨害するために、継母が継子に、灰の中から豆を選び出すなどの難題を課するが、いつも親切にしてもらっている動物たちがきて手伝ってくれるという話もある。また、実母の墓に生えた木から美しい着物などが与えられるという話もあり、これは、日本の御伽草子(おとぎぞうし)の『鉢かづき』のモチーフに通じる。シンデレラの発見は、王子のスープに入れた指輪によるということもある。スウェーデンのビルギッタ・ルートの研究によれば、この話はオリエント起源で、西と東に分かれて伝播(でんぱ)したものと考えられている。日本の昔話では「米福糠福(こめぶくぬかぶく)」がこの系統で、「姥皮(うばかわ)」も部分的には対応がみられる。[小澤俊夫]

音楽

ペローの「シンデレラ物語」は、西洋音楽の題材としてオペラやバレエに取り上げられてきた。オペラではイタリアのロッシーニ作曲の『シンデレラ、または真心の勝利』(1817・ローマ初演)が今日でもよく上演されるし、フランスのマスネにもオペラ・コミック『シンデレラ』(1890・パリ初演)がある。バレエ化もオペラと並行して行われてきたが、今日ではプロコフィエフ作曲の『シンデレラ』(1945・モスクワ初演。ザハロフ振付けで、主役をウラーノワが踊った)が有名。また、プロコフィエフはこのバレエ音楽から、三つの演奏会用組曲をつくっている。[寺崎裕則]

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世界大百科事典内のシンデレラの言及

【灰】より

…焼畑農耕では灰が有用な肥料となることから,生命の源と考えられたのであろう。なお,C.ペローの童話で知られるシンデレラCinderellaの名は,〈燃えさしの灰〉を意味するcinderに由来し,原義は〈灰かぶり姫〉である。灰に埋もれて働くこの主人公は,死と再生を暗示するとともに古い豊穣神が童話化された姿でもある。…

※「シンデレラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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