コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ジアゾジニトロフェノール diazodinitrophenol

2件 の用語解説(ジアゾジニトロフェノールの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ジアゾジニトロフェノール【diazodinitrophenol】

DDNPと略記。1858年グリースJ.P.Griessによって初めて合成された起爆薬の性質をもった化合物。日本では工業雷管電気雷管の起爆薬として用いられている。ピクリン酸苛性ソーダを加え,さらに硫化ナトリウムを加えて還元するとピクラミン酸ナトリウムが得られる。これを塩酸酸性の水溶液中で亜硝酸ナトリウムによりジアゾ化すると得られる。起爆薬用には流動性に富む粒状のものが,点火薬用には細い結晶状のものが用いられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジアゾジニトロフェノール
じあぞじにとろふぇのーる
diazodinitrophenol

1858年ドイツのJ・P・グリースによって初めて合成されたジアゾ化合物で、DDNPと略記されることが多い。日本では工業雷管電気雷管の起爆薬として用いられている。
 ピクリン酸水溶液に水酸化ナトリウム(カ性ソーダ)を加えて加熱し、さらに硫化ナトリウム溶液を加えて還元するとピクラミン酸ナトリウムが得られる。これを塩酸酸性の水溶液中で亜硝酸ナトリウムによりジアゾ化すると得られる。起爆薬用には流動性に富む粒状のものが、点火薬用には細い結晶状のものが用いられる。
 結晶は黄色針状または板状で、日光が当たると黄褐色から暗色に変色する。水に不溶、アセトン、酢酸などによく溶ける。起爆力に優れ、爆速は比重1.58のときに毎秒6900メートルである。打撃および摩擦に対する感度はアジ化鉛より鈍感。熱安定性はアジ化鉛より劣る。[吉田忠雄・伊達新吾]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ジアゾジニトロフェノールの関連キーワードグリースグリースガングリーンフィーグリズリーディグリーvol.グリーフスフォルツァンドヤールダーニサブグリーン

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone