ジャスパー ジョーンズ(英語表記)Jasper Johns

現代外国人名録2016 「ジャスパー ジョーンズ」の解説

ジャスパー ジョーンズ
Jasper Johns

職業・肩書
画家

国籍
米国

生年月日
1930年5月15日

出生地
ジョージア州オーガスタ

学歴
サウスカロライナ大学卒

資格
米国芸術文学アカデミー会員

勲章褒章
全米芸術勲章〔1990年〕, 自由勲章(米国大統領)〔2010年〕

受賞
ウルフ美術賞〔1986年〕,ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞(第43回)〔1988年〕,世界文化賞(絵画部門,第5回)〔1993年〕

経歴
1952年ニューヨークに出る。’54年ごろから米国の国旗、地図、アルファベット数字などの記号を抽象表現風の筆触で描くことにより、“描く”という行為と“現実”とを同一化した。画商レオ・カステリに認められ、’58年の初個展ではネオ・ダダと評される。’60年代の作品には脚などの鋳型やビール缶などのオブジェが登場、だまし絵的な作品も発表している。’80年代以降は自伝的要素が濃いといわれる「四季」シリーズを発表。抽象表現主義からポップアートへの転回点に位置する作家。’96年ニューヨーク近代美術館で回顧展が開催される。代表作に「旗」(’55年)、「石膏のある標的」(’55年)、「偽りの出発」(’59年)、「塗られたブロンズ」(’60年)、「何によって」(’64年)、「4つの顔のある標的」など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ジャスパー ジョーンズ」の解説

ジャスパー ジョーンズ
Jasper Jones


1930.5.15 -
米国の画家。
サウス・カロライナ州アレンデール生まれ。
1952年ニューヨークに出て、アメリカ国旗、アルファベット、数字などの記号を抽象表現主義風に描いた。’58年に開かれた最初の個展ではネオ・ダダと評され、日常的な世界に注目したという点でラウンシェーンバーグとともにポップ・アートへの先駆となった。また、’60年代以降の作品には脚などの鋳型やビール缶などのオブジェが登場し、主な作品は「旗」(’55年)、「塗られたブロンズ」(’60年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android