ジャム アンソール(英語表記)James Ensor

20世紀西洋人名事典 「ジャム アンソール」の解説

ジャム アンソール
James Ensor


1860.4.13 - 1949.11.19
ベルギー画家,版画家。
オーステンド生まれ。
初期には印象派象徴主義の影響も見られるが、1883年、ブリュッセルで「レ・バン(20人組)」を結成して、フランドル風の風景画などをモチーフにして写実的、象徴的に描いていたが、1885年頃から死にまつわるグロテスクな幻想を、鮮やかな色彩と大胆なデフォルメ形象化してきた。「キリスト、ブリュッセルに入る」(1888年)、「仮面にかこまれた自画像」などが代表作である。1929年男爵位を授けられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報