ジョルソン(読み)じょるそん(英語表記)Al Jolson

百科事典マイペディア 「ジョルソン」の意味・わかりやすい解説

ジョルソン

米国のポピュラー歌手,映画俳優リトアニア生れ。初めミンストレル・ショーボードビル黒人メーキャップをして歌い,有名となる。1911年ブロードウェー登場。《ビッグ・ボーイ》(1924年)の大当りからハリウッドに進出し,最初トーキー映画ジャズ・シンガー》(1927年)の主演にも成功し,国民的スターとなる。
→関連項目ガーシュウィン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョルソン」の意味・わかりやすい解説

ジョルソン
じょるそん
Al Jolson
(1886―1950)

アメリカのポピュラー歌手、俳優ロシアペテルブルグに生まれたユダヤ人。幼いころアメリカに移住し、首都ワシントンで育った。13歳でショーに初出演したあと、ミンストレル・ショーやボードビルに参加、黒塗りの顔で人気をよび、1911年からブロードウェーのミュージカルに活躍。27年には最初のトーキー映画『ジャズ・シンガー』に主演した。ポピュラー歌手の草分け的大スターであり伝説的な人物。豊かな声量迫力ある歌唱に芸人精神の輝きが感じられる。晩年、彼の伝記によったミュージカル映画ジョルスン物語』(1947)およびその続編『ジョルスン再び歌う』(1949)がつくられ、歌う場面に声の出演をした。

青木 啓]

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デジタル大辞泉プラス 「ジョルソン」の解説

ジョルソン

1995年初演のミュージカル。原題《Jolson》。脚本フランシス・エセックス、ロブ・ベティンスン。ブロードウェイの人気歌手アル・ジョルソンの生涯を描いた作品。1996年に第20回ローレンス・オリヴィエ賞(新作ミュージカル賞)を受賞。

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