ジーター(読み)じーたー(英語表記)Derek Sanderson Jeter

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジーター
じーたー
Derek Sanderson Jeter
(1974― )

アメリカのプロ野球選手(右投右打)。大リーグ(メジャー・リーグ)のニューヨーク・ヤンキースで遊撃手としてプレー。「貴公子」の異名をとり、俊足、好打、好守と三拍子そろったうえ、頭脳的なプレーでチームの勝利に貢献する。
 6月26日、ニュー・ジャージー州ペクアノックで生まれる。ミシガン大から1992年、ドラフト1巡目(全体6番目)指名を受けてヤンキースに入団。ルーキー級からプロ生活をスタートさせて、徐々に段階を踏んで成長し、1995年のシーズン終盤に大リーグに昇格。翌96年からレギュラーの座を確保し、打率3割1分4厘、ホームラン10本、打点78、盗塁14の好成績で新人王に選ばれた。同年チームはワールド・シリーズを制し、1998年からもワールド・シリーズ3連覇を達成するが、この強さを支えたものの一つがジーターのすぐれた野球センスであった。1998年にはリーグ最多の得点127、99年にはリーグ最多の安打219をマーク。走者として出塁すれば抜け目なく進塁をねらい、試合の趨勢(すうせい)を決める勝負どころでは強打を発揮した。また、ポストシーズンの大舞台にも強く、ニューヨーク・メッツと対戦した2000年のワールド・シリーズでは打率4割9厘を記録し、シリーズ最優秀選手(MVP)となった。2001年のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのワールド・シリーズでも、第4戦の10回裏にサヨナラホームランを打ったが、優勝はできなかった。2003年は開幕戦で左肩を脱臼(だっきゅう)し、戦線離脱を余儀なくされ、出場は119試合にとどまった。しかし、その後は猛打をみせ、リーグ3位に入る3割2分4厘の打率を残して、38回目のリーグ優勝の立役者の一人になった。また、同年6月にはチーム11代目の主将に任命された。2004年、05年は守備面でもチームを支え、2年連続ゴールドグラブ賞に選出されている。[山下 健]

2006年以降

2006年は214安打を記録して打率3割4分3厘(リーグ2位)、リーグの最優秀打者に贈られるハンク・アーロン賞を受賞。また、守備では3回目のゴールドグラブ賞を受賞した。翌07年は206安打を放ち、3年連続の200本安打を記録、打率は3割2分2厘。
 2007年までの通算成績は、出場試合1835、安打2356、打率3割1分7厘、本塁打195、打点933。獲得したおもなタイトルは、新人王、最多安打1回、得点王1回、盗塁王回、ゴールドグラブ賞3回。[編集部]

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