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スクイド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スクイド

SQUIDと表記する。 superconducting quantum interfere deviceの頭文字をつないでつくった用語。超伝導ジョセフソン効果磁束量子化の性質を利用した高感度磁束計 (→磁束計 ) の総称。図はスクイド素子の一例。超伝導体がつくる閉回路の一部を絶縁膜などで弱く結合 (ジョセフソン接合) させたもので,これに外部磁場をかけると素子は非線形応答する。このことを利用して閉回路を貫く外部磁束を,磁束量子 φ0 ( 2.07×10-15Wb ) を基準にして測定する。スクイドの雑音電力は測定器の測定帯域幅に比例するが,現在測定器として使用されているスクイドは測定器の単位帯域幅 1Hz あたり 10-4φ0 の磁束分解能をもっている。電圧計電流計としても応用でき,おのおの 10-14V ,10-10A 程度の感度がある。超高感度を目指した研究では,これらの値はさらに一桁ほど改良される。他の方法と比べてきわめて高感度であり,微小信号検出器として研究用に,医学方面では心臓の拍動や脳波の測定,また高速コンピュータなど広い分野に応用されるようになった。

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