ステアタイト(その他表記)steatite

デジタル大辞泉 「ステアタイト」の意味・読み・例文・類語

ステアタイト(steatite)

滑石主成分として焼成されたセラミックス誘電率が小さく、機械的強度が大きい。高温における絶縁性があるため、高周波用の碍子などに用いられる。滑石磁器

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精選版 日本国語大辞典 「ステアタイト」の意味・読み・例文・類語

ステアタイト

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] steatite ) 滑石を主成分として焼結した絶縁材料。機械的強度が大きく、誘電率が小さい。高周波用碍子(がいし)として広く用いられている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステアタイト」の意味・わかりやすい解説

ステアタイト
steatite

マグネシウムシリコンアルミニウム酸化物を含んだ滑石で緻密質塊状のもの,また滑石を主成分とする素地またはその磁器呼称。主要産地はアメリカ,フランスノルウェー,中国など。高周波の誘電損失が小さく,強度が高いため高周波絶縁材料などエレクトロセラミックスとして使用されるほか,磁器の生素地として,また透光性を増すために素地に添加して使用される。

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