コバルト,クロム,タングステンを主体とした合金。アメリカのハイネスElwood Haynes(1857-1925)が発明。その成分はコバルト40~55%,クロム15~35%,タングステン10~20%,炭素2~4%,鉄5%以下,マンガンおよびケイ素1%以下で,バナジウムを加えたものやタングステンの代りにモリブデンを加えたものなど,成分のやや違う一連の合金がある。一般に,きわめて硬く,耐摩耗性があり,耐食性もよく,高温強さも高い。これらの特徴を生かし用途はさまざまであるが,鉱山用ロックドリルやコールカッタービット,切削工具としてバイトやカッターなどに用いられ,摩耗しやすい部分の表面の保護などにも使用されている。
執筆者:大久保 忠恒
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