スーパーラグビー(読み)すーぱーらぐびー(その他表記)Super Rugby

デジタル大辞泉 「スーパーラグビー」の意味・読み・例文・類語

スーパー‐ラグビー(Super Rugby)

ニュージーランドオーストラリア南アフリカの3か国のクラブチーム参加して行われたラグビーの国際大会。第1回は1996年。毎年2月から7月にかけて開催され、各国5チームずつ計15チームで優勝を争った。日本は「サンウルブズ」として、2016年から2020年まで5年間参加した。SR
[補説]2020年を最後に南アフリカのクラブチームが撤退。2022年より大会名を「スーパーラグビーパシフィック」に改称し、再開された。

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共同通信ニュース用語解説 「スーパーラグビー」の解説

スーパーラグビー

南半球の強豪国ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのクラブを中心に構成される世界最高峰リーグ。2016年から日本のサンウルブズとアルゼンチンジャガーズなどの加入でリーグ構成が18チームとなった。今季は2月下旬に開幕して決勝は8月5日。1996年に12チームで始まり、15チームとなった2011年から現在の名称で行われている。日本人では13年に田中史朗たなか・ふみあき堀江翔太ほりえ・しょうた(ともにパナソニック)が初めて参戦した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーパーラグビー」の意味・わかりやすい解説

スーパーラグビー
すーぱーらぐびー
Super Rugby

ラグビーが盛んなニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ共和国の南半球3か国を中心としたクラブチームでリーグ戦が行われる世界最高峰の大会。略称SR。上記3か国のラグビー協会による連合組織であるSANZAR(サンザー)(South African, New Zealand and Australian Rugby)が運営し、毎年2月から7月までの6か月間にわたって開催される。

 1986年から1991年の間、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーの3か国から6チームが参加して行われたサウスパシフィック・チャンピオンシップ(スーパー6)を起源とする大会である。以降、参加するチーム数が増えるごとに、1993年からはスーパー10、1996年からはスーパー12、2006年からはスーパー14の名称で開催されてきた。2011年に参加チームが15チームになった際に、現名称に改称された。2016年2月に開幕したシーズンからは日本とアルゼンチンが参戦するとともに、南アフリカからも新チームが加わり、全18チームが参加している。

 日本チームの名称はサンウルブズSUNWOLVESで、英語の太陽(日の丸)と、日本チームの戦略的特徴を表すオオカミを組み合わせて名づけられた。2015年(平成27)3月には、日本チームを運営するための組織として、一般社団法人ジャパンエスアール(JSRA:Japan SR Association)が設立された。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JAFU:Japan Rugby Football Union)は、SANZARとの間で2020年までの5シーズンにわたり参加する契約を交わしている。

 なお、スーパーラグビーは、ラグビー・ユニオン・フットボールの15人制のルールを採用している。2016年シーズンでは全18チームが2グループ・4カンファレンスに分かれて、レギュラーシーズンをリーグ戦方式で戦い、レギュラーシーズンの上位8チームによるプレーオフで年間王者を決定する。試合では、勝利チームに4ポイント、敗れたチームは0ポイント、引き分けの場合は2ポイントが両チームに与えられる。また、4トライ以上奪うか、敗れても得点差が7点以下の場合、それぞれ1ポイントが与えられるので、敗戦の場合でも2ポイントを獲得できる可能性がある。

[編集部]

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デジタル大辞泉プラス 「スーパーラグビー」の解説

スーパーラグビー

《Super Rugby》ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ共和国の3か国のラグビー・クラブチームによる国際リーグ戦。1986年におこなわれたニュージーランドとオーストラリアの6チームによる「サウスパシフィック・チャンピオンシップ」を起源に、1993年に10チームが参加する「スーパー10」、1996年から12チームが参加する「スーパー12」となり、プロスポーツ化された。2006年に2チーム増えて「スーパー14」、2011年にさらに1チーム増えて現名称に変更。2016年からは、日本とアルゼンチンからこのリーグのための特別編成チームが参加。

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