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ソランドラ Solandra

大辞林 第三版の解説

ソランドラ【Solandra】

ナス科のつる性低木。熱帯アメリカ原産。観賞用に温室で栽培。初夏、枝先に香りの良い緑白色の花を開く。花冠は長さ約20センチメートルの漏斗形で、原産地ではハチドリが花粉の媒介をするので有名。ラッパバナ。

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百科事典マイペディアの解説

ソランドラ

ラッパバナとも。メキシコ原産のナス科のつる性低木。長さ5〜6mに達する。葉は長さ8cm内外の長楕円形。夏,葉腋に出る花は芳香があり,長さ20cm前後のラッパ形で先は5浅裂。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソランドラ【Solandra】

ナス科ラッパバナSolandraの半つる性の低木で,熱帯アメリカに4~6種が分布する。葉は楕円形か卵状楕円形で全縁,革質で光沢がある。春から夏にかけてみごとな花が葉腋(ようえき)に単生し,花冠は漏斗状,筒部は円筒状でらっぱに似る。花色は白・黄・淡黄色などである。熱帯圏で広く観賞用に栽植される。ラッパバナS.grandiflora Sw.はジャマイカ,メキシコの原産。半つる状で,高さ5~6mに伸びる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソランドラ
そらんどら
[学]Solandra

ナス科ソランドラ属の総称。低木または木性のつる植物で、メキシコから熱帯アメリカに約10種分布する。よく栽培されるラッパバナS. grandiflora Sw.はメキシコ、西インド諸島原産で、原産地では10メートル以上に達する。温室内では2~3メートル、冬から春に開花する。花は長さ20センチメートル以上のらっぱ状の大輪で、芳香があり、初めは白黄色でしだいに黄褐色に変わり、4、5日でしおれる。またマキシマ種S. maxima P. S. Greenは全株に毛がなく、葉は柄が長く、卵形で光沢がある。花は長さ約25センチメートルのらっぱ状の大輪で、黄色から黄褐色に変わる。冬咲きで香りは弱く、8~10℃で越冬する。日光によく当てる。夏から秋は休眠状態に近いので、灌水(かんすい)は控え目にする。繁殖は挿木がよい。[高林成年]

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世界大百科事典内のソランドラの言及

【幻覚薬】より

…ただし旧大陸においてもヨーロッパのマンドレークmandrake(Mandragora officinarum,ナス科)や熱帯アフリカのイボガiboga(Tabernanthe iboga,キョウチクトウ科),中近東のハシーシュ(Cannabis sativa,クワ科),シベリアのベニテングタケ(テングタケ)など,いくつかの植物が知られている。新大陸では,メキシコのオロリウクイ,聖なるキノコ(シビレタケ属,ヒカゲタケ属,モエギタケ属などに属するキノコ),サボテンの1種であるペヨーテ,北アメリカから南アメリカにかけて用いられるナス科のダツラDatura属やソランドラSolandra属の植物,アマゾニア地方で用いられているヤヘーyajé(Banisteriopsis caapi,B.inebriansなど,キントラノオ科)やマメ科のアナデナンテラAnadenanthera属,ニクズク科のビロラVirola属の植物がある。幻覚薬の90%は,中央アメリカからアマゾニア地方にいたる地域でみられ,それらの地域の文化に対して〈幻覚薬文化〉という呼称が用いられることがある。…

※「ソランドラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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