コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ソーラン節 ソーランぶし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソーラン節
ソーランぶし

沖揚音頭ともいう。北海道ニシン漁で歌われた力強い民謡。網に入ったニシンを水揚げして,船倉に運びながら歌う。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

そうらん‐ぶし【ソーラン節】

北海道の民謡。もと、ニシンの漁場での仕事歌。「ソーランソーラン」という囃子詞(はやしことば)からの命名。沖揚げ音頭

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

ソーラン節【ソーランぶし】

北海道の代表的民謡。ニシンを定置網からたも網ですくいあげる時に歌われたので《沖揚音頭》ともいう。曲名は掛け声から出たもの。力強い美しさをもつ。ニシン漁ではこのほか船出,網起し,切声の音頭も歌われた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ソーランぶし【ソーラン節】

北海道を代表する民謡の一つ。ニシン(鰊)漁で歌われる労作歌で,初めに〈ヤーレンソーランソーラン……〉と歌い出すところから名がつけられた。ニシン漁はその作業によって〈船漕ぎ音頭〉〈網起し音頭〉〈沖揚げ音頭〉などが歌われるが,この歌は〈沖揚げ音頭〉である。とったニシンを汲(くみ)船(運搬船)に移す作業を〈沖揚げ〉といい,この時に歌われるのが《ソーラン節》で,〈ヤーレソラソーラ〉と漁師たちを力づけ,囃したてる言葉とみてよい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

そおらんぶし【ソーラン節】

北海道渡島おしま半島の民謡で、仕事唄。鰊漁にしんりようのヤン衆たちが鰊を船へあげるときに唄った。源流は青森県野辺地町周辺の荷揚げ木遣きやり唄。沖揚げ音頭。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソーラン節
そーらんぶし

北海道の日本海沿岸部の民謡。同地方でニシン漁に従事する「ヤン衆」たちによって、枠網の中に入ったニシンを、直径三尺(約90センチメートル)ほど、柄の長さ一丈(約3メートル)余りの大たも網を3、4人で用いてすくいあげるおりの沖揚げ作業の仕事唄(うた)として歌われてきたもの。その源流は、青森県旧南部領沿岸部の「荷上げ木遣(きやり)」である。それがハタハタ漁などに用いられているうち、1850年(嘉永3)佐藤伊三右衛門が、ハタハタ漁に使用する建網(たてあみ)漁法を歌棄(うたすつ)(北海道寿都(すっつ)町)や磯谷(いそや)(北海道蘭越(らんこし)町)のニシン漁場へ持ち込んだとき、この唄もともに伝えられ、沖揚げ作業に用いられるようになった。その『ソーラン節』が1935年(昭和10)ごろ札幌の今井篁山(こうざん)によって伴奏がつけられると、北海道を代表する唄になった。[竹内 勉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のソーラン節の言及

【ニシン(鰊∥鯡∥春告魚)】より

…通常,夜に行われ,建網に魚群が入ると,起し船の船玄に一列に並んだ漁夫13人ほどが元船のほうへ網を手繰り寄せ,枠船にニシンを落とし込み,その後枠船から汲み船へニシンをたも網で移し,陸岸に運ぶ。網の手繰りや汲み船へのニシンの移転の際,拍子を取って歌われる作業歌が《網起し音頭》や《ソーラン節》である。松前藩では当初,ニシン漁業には刺網以外の網の使用を禁止していたが,西蝦夷地の一般小漁民による安政の建網切騒動の後,建網漁が公許され,従来の4~5倍の漁獲がなされるようになった。…

※「ソーラン節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ソーラン節の関連キーワードYOSAKOIソーラン祭り北海道積丹郡積丹町ツジカオルコ中村円香持丸加賀川口悟竹内銀鱗源流

今日のキーワード

優曇華

《〈梵〉udumbaraの音写「優曇波羅」の略。霊瑞、希有と訳す》1㋐インドの想像上の植物。三千年に一度その花の咲くときは転輪聖王が出現するという。㋑きわめてまれなことのたとえ。2 クサカゲロウ類が産...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ソーラン節の関連情報