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労作歌 ろうさくうた

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労作歌
ろうさくうた

日本の民謡のなかで,労働と結びついて歌われる歌。共同作業を行うとき,全体の統一をはかるため,また単調な仕事の場合は気分を転換するためなどに歌われた。労働の種類から次の5つに分類できる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ろうさくうた【労作歌】

労働の際に歌われる歌の総称。すべての生産労働の際に歌われる歌で,〈仕事歌〉〈作業歌〉〈労働歌〉ともいう。労作歌は民謡として最も本質的なもので,多くは労働能率を高めるために作業の進行に対する一種の拍子歌として歌われるのが普通である。したがって歌は作業のリズムと合致するが,その作業が本来の拍子音(タクト)を伴わない場合には,人工的な手段として作業に適した掛声を入れる。その掛声を音楽化したものが〈囃子詞(はやしことば)〉で,たいていの労作歌には囃子詞がついている。

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世界大百科事典内の労作歌の言及

【地搗歌】より

…土搗歌(どつきうた),胴突歌ともいう。労作歌祝歌(いわいうた)の一種で,家の建築の際などに土台を固めるための地搗き作業に歌われる。地搗き作業は地盤を固める目的のほかに,強力な霊力を土中に搗き込める信仰的な色彩があり,それは地搗きの動作や歌詞の中に残っている。…

【機織歌】より

…民謡で,機を織るときに歌う労作歌。古くは〈居坐機(いざりばた)(地機(じばた))〉という,女子が尻を地面につけて,チャンカラチャンカラと横糸を通す杼(ひ)を左右にさし入れる機で,家の中で織っていたが,機織歌はおもにそのころの作業歌として歌われた。…

【民俗芸能】より

…祭り以外の日常生活では,歌が日々の労働のよき伴侶となった。農耕,漁労,工作等々,いずれもおおぜいの共同作業で行われた昔は,歌が全体を統一し,志気を高め,仕事を促進させた(労作歌)。これは,いわば生産向上の機能で,かつての民族の生活においては,芸能の伝承を通じて人々は日々の生活を心安らかなものとし,かつ技芸の研修を通じて身心の鍛練,知識の充足を果たし,さらに創造意欲を満たしつつ明日に生きる活力を養ったのである。…

【山歌】より

…日本の民謡の分類名で,広義には山林原野で歌われる歌を指す。労作歌の一種。山歌はふつう,野山で労働する者が道を行くときに歌う歌で,〈山行歌〉の異称もある。…

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