タウロコール酸(読み)タウロコールサン

化学辞典 第2版 「タウロコール酸」の解説

タウロコール酸
タウロコールサン
taurocholic acid

choryltaurine.C26H45NO7S(515.71).コール酸タウリンとが結合した化合物.ナトリウム塩は脊椎動物胆汁主成分の一つ.もろい柱状晶(アルコール-エーテル).分解点125 ℃.+38.8°(エタノール).水に易溶,アルコール類に可溶,エーテル,酢酸エチルに不溶.酸またはアルカリによりコール酸とタウリンに加水分解される.界面活性作用が強く,コレステロールなど水に不溶性の物質消化吸収に役立つ.[CAS 81-24-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タウロコール酸」の意味・わかりやすい解説

タウロコール酸
タウロコールさん
taurocholic acid

化学式 C23H36(OH)3CONHCH2CH2SO3H 。コール酸とタウリンとがアミド結合した構造をとる。ナトリウム塩として肉食動物の胆汁中に存在し,その胆汁酸の主成分になっている。

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栄養・生化学辞典 「タウロコール酸」の解説

タウロコール酸

 C26H45NO7S (mw515.71).

 胆汁酸であるコール酸とタウリンの結合した化合物で,胆汁中にある.

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