タルブ(英語表記)Tarbes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タルブ
Tarbes

フランス南西部,オートピレネー県県都ピレネー山脈北麓,アドゥール川沿いに位置する。 10世紀なかばからビゴール伯領の首都として,商業,行政の中心地。農畜産物を集散。特にアングロ・アラブ種のウマで知られる。 19世紀中頃にツールーズなどと鉄道で結ばれてからは工業も発展し,電機,ディーゼルエンジンなどの工場が立地。付近にオサン空港がある。ノートル・ダム・ド・ラセード大聖堂 (13~15世紀) が現存。 F.フォシュ元帥,詩人 T.ゴーチエの生地。人口5万 228 (1990) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

タルブ【Tarbes】

フランス南西部,ピレネー北麓,オート・ピレネー県の県都。人口5万(1990)。司教座所在地。アドゥール川流域にローマ時代から発展し,いまは牛を中心とした牧畜地帯の中心都市でもある。古い兵器廠,伝統的な皮革工業に加えて,第2次大戦中,パリから疎開した航空機工業も発展。ピレネー山脈が美しく眺められるマセー庭園や国有遊歩道は貴重である。半円形の後陣を備えたロマネスク式・ゴシック式大聖堂がある。【石原 照敏】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タルブ
たるぶ
Tarbes

フランス南西部、オート・ピレネー県の県都。ピレネー山脈の北麓(ほくろく)、アドゥール川上流左岸に位置する。人口4万6275(1999)。カエサルの『ガリア戦記』にビゴーラBigorraの名でみえ、10世紀にビゴール伯爵領の首都となった。その城跡にはロマネスク様式の司教座(5世紀以来)教会が建つ。農産物、家畜の集散地で、軍馬の生産で知られたが、現在はウシが中心。鉄道の敷設以後、電気、機械、毛織物、皮革、製紙などの工業が発達した。ピレネー山脈の夏の観光の中心地。1814年、イギリスのウェリントン公は、この町の近くでナポレオンのフランス軍に勝利した。軍人フォッシュ、詩人ゴーチエの出身地。[青木伸好]

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