ダカールラリー(その他表記)Dakar rally

デジタル大辞泉 「ダカールラリー」の意味・読み・例文・類語

ダカール‐ラリー(Dakar rally)

世界的な自動車ラリー競技大会。創始者フランスティエリー=サビーヌ。フランスのパリからセネガルダカールまで約1万2000キロメートルを走破する「パリ‐ダカールラリー」として1979年に創設。1992年以降はほぼ毎年ルートを変更しながら開催され、名称も変更されたが、日本では現在も「パリダカ」の愛称で呼ばれる。
[補説]砂漠などの厳しい自然環境政情不安定な地域を通過することから「世界一過酷なレース」ともいわれる。

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百科事典マイペディア 「ダカールラリー」の意味・わかりやすい解説

ダカール・ラリー

アフリカ荒野などを長距離,長期間にわたり走り,その冒険的要素全面に出す自動車競走クロスカントリー・ラリー(クロスカントリー・レース参照)の代表的存在。1979年に第1回大会が行われた。初めは,年末にフランスのパリを出発し,2週間以上かけてアフリカ大陸の中央部を走破し,1月半ばにセネガルの首都ダカールに至るコースをとり,パリ・ダカール・ラリーと呼ばれていたが,その後コースはパリを起点としないものになった。1997年の大会はダカールからスタートしニジェールアガデスで折り返しダカールにゴールするコースで行われ,篠塚建次郎が日本人ドライバー初の総合優勝を果たした。→ラリー

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