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ペルシア語で,イスラム教徒の女性の伝統的な服を指す。アラビア語ではハバラḥabaraという。既婚の女性が着る,身体をすっぽり包む黒地の着物を意味する。布地はたっぷりと余裕をもたせて裁断してあるが,それは女性の身体の線があらわにならないためであり,エジプトの農村部では,女性は外出する時に今でも必ずこれをまとう。ミラーヤmilāyaと呼ばれるものもあるが,カイロの下町の庶民階級の女性は現在もこれを身につけており,やはり外出時に色ものの服の上に頭からすっぽりかぶり,腰のあたりに巻き付けるようにして着る。若い娘たちはミラーヤをきっちりと腰に巻いて,身体の線をわざと誇示する者もいる。イスラムでは女性の身体は手首から先と顔以外はアウラ(恥部)とされているため,イスラム世界の女性の着物はこのような宗教的な意味から規制され,女性の美を外に表さないようなものとなっている。
執筆者:奴田原 睦明
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コーランの教えに従い、イスラム教徒の女性が外出の際、他人に顔を見られないように、すっぽりと頭から全身を覆うように着用するマント状の大型の布のこと。ベール付きのものや丈の短いものなどがある。この語はペルシア語であるが、パキスタン、アフガニスタンではチャドリchadori、インドではブルカburka, burkha、アラブ圏では、アバまたは、イザールizarなどという。
[石山 彰]
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