病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
チロシン水酸化酵素阻害剤
《メチロシン製剤》
デムサー(小野薬品工業)
褐色細胞腫はおもに副腎髄質に発生し、カテコールアミンを分泌することで二次性高血圧を引き起こします。カテコールアミンを合成するチロシン水酸化酵素を阻害することで、カテコールアミンの分泌を抑制します。
過敏症状(
そのほか、嘔吐、体重増加、貧血、徐脈、発熱、食欲減退、めまい、起立性低血圧などが現れることがあります。このような症状が現れたときは、医師に相談してください。
①カプセル剤で、1日の使用量、使用回数、移用時間などは医師・薬剤師の指示に従ってください。
②この薬で過敏症状をおこしたことのある人、重い腎機能障害のある人は使用できません。また、妊婦または妊娠している可能性のある人は、あらかじめ医師に報告しましょう。
③傾眠、めまいなどが現れることがあるので、この薬の使用中は自動車運転や危険を伴う作業は避けてください。
④この薬の長期使用が必要な人では、定期的に検査を指示されます。必要な検査は必ず受けてください。
⑤ほかの薬を使う必要がある場合は、必ず医師に相談してください。とくに降圧剤、中枢神経系抑制剤、フェノチアジン系抗精神病剤と併用すると、副作用がつよく現れることがあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報