ツヅリガ(綴蛾)(読み)ツヅリガ(英語表記)stored nut moth

世界大百科事典 第2版の解説

ツヅリガ【ツヅリガ(綴蛾) stored nut moth】

目メイガ科の昆虫。翅の開張1~2cm。は小型で,前翅の基部から中央部を,中室に沿って黄赤色帯が走り,中室の端に微小な黒点があるが,は黄赤色部を欠き,大きな黒紋がある。日本全国のほか,アジアからヨーロッパまで分布するが,温暖地に多い。幼虫は米その他の貯蔵穀物の害虫として有名である。一般家庭の台所にも発生するが,生産農家の貯蔵庫に多発する。1雌の産卵数は150くらい。幼虫は糸を吐き,初めは集まって母体死骸,あるいは米粒胚芽などを食べ,成長するにつれ,多数の粒をつづってをつくり,胚部から外層を食べ,やがて全体を食べつくす。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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