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ツヅリガ ツヅリガAphomia gularis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツヅリガ
Aphomia gularis

鱗翅目メイガ科。別名イッテンコクガ。前翅長 10~14mm。雄の前翅は帯緑灰色で細長く,先端はとがり,中央に淡黄色斑があり,それより先に小黒色斑がある。雌は雄より大きく,翅の幅も広く,翅の地色褐色で,前翅中央に明瞭な黒色斑がある。幼虫は貯蔵穀物を加害する。成虫は5月頃出現し,室内でみられる。日本全土に産し,朝鮮,中国,インド,ヨーロッパ,アメリカに広く分布する。

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百科事典マイペディアの解説

ツヅリガ

鱗翅(りんし)目メイガ科の一種。開張28mm内外,雄は雌より小さく,翅の幅が狭い。灰色か褐色,前翅に黒点がある。日本全土,朝鮮半島,中国〜インドなどに分布。幼虫は米麦粒などをつづり合わせて巣を作り,穀粒を食害する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツヅリガ
つづりが / 綴蛾
stored nut moth
[学]Paralipsa gularis

昆虫綱鱗翅(りんし)目メイガ科に属するガ。はねの開張20~30ミリメートル。はねは細長く、雄では中室が黄赤色で、中室端に小黒点がある。雌は雄より大きく、中室端に大きな黒紋がある。そのためイッテンコクガという別名もある。幼虫は貯蔵穀物の大害虫で、人家や倉庫内にすむ。したがって食料とともに運ばれるので、ほとんど世界中に分布している。雌は150粒くらいの卵を外部から点々と産み付ける。幼虫は、糸を吐き、初めは集まって母ガの死体や米粒の胚芽(はいが)などを食べて成長するが、大きくなるにつれて、多数の穀粒を綴(つづ)り合わせて巣をつくり、粒全体を食べる。老熟すると米俵などの内部で繭をつくることもあるが、天井や柱の裂け目などに多数群がって繭をつくり、蛹化(ようか)する。繭は固くて木質部にまで食い込むので、はがしにくい。年に1、2回の発生で、幼虫態で越冬する。成虫は、屋内の薄暗い所を弱々しく飛んで、配偶者や産卵場所を探し、灯火に誘引されない。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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