ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
ツマグロヨコバイ
Nephotettix cincticeps
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昆虫綱半翅(はんし)目同翅亜目ヨコバイ科に属する昆虫。翅端までの体長は4.5~6ミリメートル。体は黄緑色ないし淡緑色で、複眼間には黒色横帯があり、雄の翅端は広く黒色。雄の体腹面は黒色。本州以南、東南アジア各地に分布する。イネ科草本にすみ、とくにイネの害虫として有名。イネの汁を吸うだけでなく、その際、ウイルス性の萎縮(いしゅく)病などをおこすファイトプラズマを媒介する。少なくとも年4回発生し、普通、幼虫態で越冬。沖縄諸島など南方には、近縁種のクロスジツマグロヨコバイN. nigropictusやタイワンツマグロヨコバイN. virescensなどが多く、両種ともイネの萎縮病や黄萎病を媒介する大害虫である。
[林 正美]
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