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萎縮病 イシュクビョウ

4件 の用語解説(萎縮病の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いしゅく‐びょう〔ヰシユクビヤウ〕【萎縮病】

植物の葉や茎が小さくなって、弱ったり枯死したりする病害。ウイルスにより、稲・麦・ダイコン・大豆などに発生。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

萎縮病【いしゅくびょう】

植物体の全体または一部の伸びが悪く,茎葉が縮んだり,奇形になったりする病気。イネ,ムギ,ダイコン,ネギなどウイルスによるものが多い。多くは昆虫が媒介するが,ムギ萎縮病は土壌伝染による。
→関連項目イネ萎縮ウイルス植物ウイルス病ファイトプラズマ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

いしゅくびょう【萎縮病】

植物の病害の一。分蘖ぶんけつが多くなり、茎が細く矮化わいかし、葉は巻縮する。ウイルスによるものが多い。稲・トマトなどに発生する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

萎縮病
いしゅくびょう

作物の葉や茎が不規則に縮み、生育が悪く、奇形になる病気で、イネ、ムギ類、ダイコン、ダイズ、クワ、ネギ類に発生する。病原は、クワ萎縮病を除いて、いずれもウイルスであるが、作物によってウイルスの種類はそれぞれ異なる。
 イネ萎縮病は代表的な萎縮病の一つで、イネ萎縮病ウイルスが病原である。関東地方以南に多く、病気にかかったイネは、草丈が低くなり、分げつが多くなる。葉は萎縮して短く濃緑色となり、葉脈に沿って淡緑色の細い斑点(はんてん)ができる。穂は出ないことが多いが、たとえ出ても奇形になって実らない。病原ウイルスは直径70ナノメートルの球状粒子で、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイによって媒介される。殺虫剤を散布して媒介虫を殺して防除する。ムギ類萎縮病も葉は濃緑色になり、ねじれたり、ひだを生ずるなど奇形になり、草丈が低く、穂は出ないことが多い。病原ウイルスは長さ120~180ナノメートル、幅25ナノメートルの桿(かん)状粒子で、土壌伝染する。輪作して数年間ムギ作を休むか、強い品種を栽培して防ぐ。ダイコン萎縮病は、葉が著しく縮れ、生育が悪くなり被害が大きい。病原ウイルスはアブラムシが媒介する。クワ萎縮病は古くから被害が大きいもっとも重要なクワの病気で、他の萎縮病同様、葉は縮れて小さく濃緑色になる。ヒシモンヨコバイによって媒介されるので病原はウイルスと考えられていたが、ファイトプラズマであることが明らかにされている。媒介虫の防除、耐病性の品種を栽培して防ぐ。[梶原敏宏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の萎縮病の言及

【クワ(桑)】より

…最近では,苗木の植えつけから収穫までの期間を短縮することと,バインダーによって収穫能率を高めることを目的とした密植機械化桑園の造成が普及するようになった。
[病害虫]
 クワの病気のおもなものには,萎縮病,紫および白紋羽病,縮葉細菌病,枝軟腐病,芽枯病などがある。積雪地帯では胴枯病の被害が大きい。…

※「萎縮病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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