音楽理論用語。テトラコルドともいう。語源は古代ギリシアの4弦琴をさすが、音楽理論用語としては完全4度の音程をなす2音間に二つの中間音をもつ4音音列を意味する。ただし、この中間音の位置は固定されたものではなく、その数もかならずしも二つとは限らない。古代ギリシアの場合、テトラコードは音組織の基本的な単位とされ、それを積み重ねることによって完全音組織(シュステマ・テレイオン)が形成された。アラブ音楽では、弦楽器ウードの音律を基本とした音組織が用いられたが、これは完全4度枠に三つの中間音をもつテトラコードの積み重ねによって体系化されていた。日本音楽では、1オクターブ内の二つの中心音(核音)が完全4度枠をなし、そこに一つの中間音を含むテトラコードで音組織が構成されているとみなされている。
なお、中世以降の西洋音楽では、ヘクサコード(6音音階)が音組織の基本的単位となり、テトラコードはあまり重要視されなくなった。
[黒坂俊昭]
『C・ザックス著、皆川達夫・柿木吾郎訳『音楽の起源――東西古代世界における音楽の生成』(1969・音楽之友社)』▽『小泉文夫著『日本伝統音楽の研究――民謡研究の方法と音階の基本構造』(1958・音楽之友社)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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