テンペ(その他表記)Tempea

関連語 発酵食品

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テンペ」の意味・わかりやすい解説

テンペ
Tempea

ギリシアテッサリア北部の細長い峡谷。現テンビ峡谷。オリュンポス山とオッサ山にはさまれ,ピネウス川が流れている。伝承ではこの峡谷は,地震あるいはポセイドン神の三叉のほこに削られたためと伝えるが,実際は浸食によるものである。マケドニアとテッサリアを結ぶ交通の要路であったため,前 480年のアケメネス朝ペルシアの王クセルクセス1世の侵攻,前 336年のアレクサンドロス3世 (大王) の最初のギリシア侵攻,あるいは第3次マケドニア戦争など,たびたび戦略上の要地として争いの的となった。アポロン神が大蛇ピュトンを退治したとき,ピネウス川の水で身を清めたという伝説もあり,神殿が建てられていた。

テンペ
Tempe

アメリカ合衆国,アリゾナ州中南部の都市。 1872年入植。アリゾナ州立大学 (1885創立) には F. L.ライトが設計した記念講堂がある。第2次世界大戦後人口が増加し,軽工業が発達した。ソルト川灌漑事業の結果,農業もまた,この地域基幹産業となった。人口 16万1719(2010)。

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