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ドイツの経済学者。ベルリン、イエナ、ハレの大学に学び、ケーニヒスベルク、フライブルク大学の教授を歴任。業績は多方面にわたるが、若い時代からプルードン、リカード、マルクスなどへの学説史研究を進めた。彼はリカードなどの古典派経済学から出発しながらも、その自然法則的理論を排し、また、当時勃興(ぼっこう)した限界効用学派をも退けて、経済を社会・法律的基礎に立脚して扱うことを主張し、社会法学的経済学を提唱した。『社会主義・共産主義・無政府主義について』(1906)、『理論的国民経済学』全四巻(1916~33)、『資本主義の法律的基礎』(1929)の著作は、彼の経済学の形成過程を示している。
[村橋克彦]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...