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ドイツの経済学者。ベルリン、イエナ、ハレの大学に学び、ケーニヒスベルク、フライブルク大学の教授を歴任。業績は多方面にわたるが、若い時代からプルードン、リカード、マルクスなどへの学説史研究を進めた。彼はリカードなどの古典派経済学から出発しながらも、その自然法則的理論を排し、また、当時勃興(ぼっこう)した限界効用学派をも退けて、経済を社会・法律的基礎に立脚して扱うことを主張し、社会法学的経済学を提唱した。『社会主義・共産主義・無政府主義について』(1906)、『理論的国民経済学』全四巻(1916~33)、『資本主義の法律的基礎』(1929)の著作は、彼の経済学の形成過程を示している。
[村橋克彦]
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