映像や音声をデジタルデータで入出力できる家庭電化製品の総称。データを伸長・圧縮できるため、従来のアナログ家電より細かくてきれいな画像や雑音の少ない音声を視聴できる。薄型テレビ、デジタルカメラ、DVDレコーダーが代表例で、「新三種の神器」とよばれる。インターネットなどの普及に伴い、ネット対応の冷蔵庫、ゲーム機、携帯電話などもデジタル家電に含まれる。
世界の市場規模は7000億ドル(70兆円)を超えたと推定されている。デジタル家電の売れ行きはその製品だけでなく、内部に組み込まれた部品や半導体などの需要も左右し、生産や消費への影響力が大きい。2000年代初頭からデジタル家電の生産・消費・在庫動向から景気動向をみる「デジタル景気」という概念も登場している。
デジタル家電の技術開発競争は激しいうえ、開発には巨額の設備投資を伴う。他方、小売り現場では、薄型テレビを先頭にデジタル製品の値下げ競争も著しい。このためデジタル家電を製造する企業の合従連衡(がっしょうれんこう)の動きが相次いでおり、DVDレコーダーや携帯音楽プレーヤーなどでは上位企業による寡占化が進んでいる。
[編集部]
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